渋谷でマイノリティになる東京育ち女子大生。
代々木上原にモスクがある。
授業の一環で女性6人でモスクに行った。
金曜の13時過ぎ、ちょうどお祈りの時間が終わったからか、モスクの方からやってくる大勢の人たちは皆外国人で、笑顔でワイワイしながらゾロゾロとやってくる。
日本人は私たちだけ。
先生は積極的に近くの女性に英語で話しかけて、生徒5人はそれに着いて行くだけだった。
でも、実際海外に自分で行くってなれば、こうやって自分から話しかけないと前に進めないんだろうなぁ。
内部に入っても大量の人、人、人‼️‼️
日本人はもちろんまだ見当たらない。
中のホールみたいな所に入ったら、飲み物と食べ物をもってワーワーと楽しそうに話す男性が沢山見られた。女性は布をかぶっていて、男性のことを待っているような人もいたし、何か個室みたいなところに入ってる人も見えた。
男性の割合が圧倒的に多くて、ここは日本なのかと何度も分からなくなる程。イスラムの方々の人の波に揉まれながら、礼拝ができるエリアに続く階段を見つけた。
海外の人特有の匂いで溢れる空間。
男性トイレには足洗い場もあった。
礼拝をするときは手も脚も綺麗にするんだとか。
グルグルと急な階段を回って登って行った先に、
SNSでよくみるエリアに来た。
グローバルスクールの学生らしき集団も来ていた。ムスリムの子がいればここに来ることは私たちがお風呂に入りに風呂場に行くことと同じくらい当たり前のことなのかなと思ったりした。
靴を脱いで、入り口にある布を頭に被って、2階に上がった。先生がいたから、ここまで来られたが、一人でここまで辿り着ける自信がない。
日本なのに、東京なのに、渋谷なのに、、
情けない。
2階に上がると女性たちが集まっていた。立ったり座ったりしながら何かを唱える人たち。一体何を考え、何を口に発しているんだろう。
小さな子供もいた。私たちは完全に観光客だった。写真をカシャカシャ。こんな音鳴らしてもいいのかと思ったが、先生が撮った写真を私たちにLINEする通知オンが大きかったので、別にそんな気にすることでもないのかなと思った。
日本人6人だから、そこにいたインドネシア人の女性が写真撮りましょうか?と言ってくれて、集合写真も撮れた。観光客だ…笑
先生は撮ってくれたインドネシア人の方と英語でやり取りで、さようならをした。
女性はここに来て、最近の不満や子育てのこと、夫のこと、色んなことを話したり情報交換をするための場所になっているらしい。
日本にもお寺の隣に少し大きめな部屋があるように、イスラム教の人たちはモスクに来てコミュニケーションを楽しんでいるんだなと。
思ったり厳かじゃなくて、楽しい場所だった。
たった30分の滞在で、こんな濃い体験ができた。