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ベンゲルと日本、こころの旅

アーセンベンゲルはなぜ日本へ降り立ったのか それはフットボール界最大の事件が関係している 実業家のベルナールタピはテレビでも人気者となり、仏大統領の後押しで政治家に当選し大臣まで務めた。 市長の懇願で経営難のマルセイユを買収、クリスワドル、フランチェスコリ、ストイコビッチらスター選手を買い漁り国内リーグを5連覇(92-93は剥奪)、ついにはヨーロッパチャンピオンズカップも制した。 タピがマルセイユを買収した翌年ベンゲルは37歳でモナコの監督となり初年度にリーグ優勝をは

    • アーセナルの若手育成⑥(ベストイレブン)

      アーセナル若手育成年代順リスト まずはこれまでに紹介した、アーセナルが育成してきた主だった若手を年代順にまとめてみたい。 1966生 トニーアダムス、マーティンキーオン、ナイアルクイン 1967生 ディビッドローキャッスル、マイケルトーマス 1968生 ポールマーソン 1970生 ケビンキャンベル、スティーブモロウ 1971生 アンディコール 1972生 ポールディコフ 1973生 レイパーラー 1975生 ジョンハートソン 1976生 パトリックヴィ

      • アーセナルの若手育成⑤(プレースタイルの変化)

        アーセナルのプレースタイルの変化 かつてのアーセナルはトップチームからアカデミーまでの一貫したプレースタイルによって、若手をすぐに登用できるシステムだった。 若手は慣れ親しんだスタイル(ハイペースなパスアンドムーブ)のなかで、自由にプレーしてその攻撃性能やアイデアやアスリート能力を存分に発揮すればよかった。 そこに年齢はあまり関係なかった。 若手に限らず、アレクシスサンチェスやセスクファブレガス、フレブなど退団後にアーセナル時代のような攻撃性能をみせれない選手は多い

        • アーセナルの若手育成④(プロジェクトユース)

          前回に続き、アーセナルの主だった若手の公式戦デビューを年代別にさかのぼっていく。 (ファーストチームに移籍してきた若手選手は20歳前後まで、ユース出身者は21歳前後までとした。) アーセンベンゲル期(2012-2013) 12-13 GK エミリアーノマルティネス 1992生/リーグカップで先発出場2試合 12-13 LSB ジャーネイドミード 1992生/チャンピオンズリーグ先発出場1試合 12-13 MF トーマスエイスフェルト 1993生/リーグカップ(途中出場

        ベンゲルと日本、こころの旅

          アーセナルの若手育成③(アルテタ期、エメリ期、ベンゲル後期)

          引き続き、アーセナルが育成してきた若手をみていく。 ここからは近年の主だった若手の公式戦デビューを年代別に見ていきたい。 (ファーストチームに移籍してきた若手選手は20歳前後まで、ユース出身者は21歳前後までを対象とした。) ミケルアルテタ期(2019.12~現在) 23-24 WG チャールズサゴエジュニア 2004生/リーグカップで先発出場1試合 22-23 GK カールハイン 2002生/リーグカップで先発出場1試合 22-23 WG マルキーニョス 2003

          アーセナルの若手育成③(アルテタ期、エメリ期、ベンゲル後期)

          アーセナルの若手育成②(サカとニャブリ、アーセナルから旅立ち活躍した選手たち)

          ヌワネリ、セスク、ウォルコット、ウィルシャー、ラムジーに続き、アーセナルが近年育成してきた若手をみていく。 アーセナルにおけるプレミアリーグ最年少出場ランキング10位以降は、 アレックスオックスレイドチェンバレン 18歳13日/2011.8.28 ニコラアネルカ 18歳22日/1997.4.5 リースネルソン 18歳41日/2018.1.20 ガブリエルマルティネッリ 18歳54日/2019.8.11 と続く、なかなかそうそうたる顔ぶれである。 このなかで、アー

          アーセナルの若手育成②(サカとニャブリ、アーセナルから旅立ち活躍した選手たち)

          アーセナルの若手育成①(ヌワネリ、セスク、ウォルコット、ウィルシャー、ラムジー)

          近年アーセナルが育成してきた選手をみていきたいと思う。 アーセナルのプレミアリーグ最年少出場ランキング まずは、アーセナルのプレミアリーグ最年少出場ランキングをみていく。 15歳181日 イーサンヌワネリ07.3.21(2022.9.18ブレントフォード) 16歳256日 ジャックウィルシャー92.1.1(2008.9.13ブラックバーン) 17歳98日 セルジュニャブリ95.7.14(2012.10.20ノリッジ) 17歳103日 セスクファブレガス87.5.4

          アーセナルの若手育成①(ヌワネリ、セスク、ウォルコット、ウィルシャー、ラムジー)

          アーセナルの移籍を振り返る(2)

          (1)に続いて、放出を見ていく。 アーセナルの放出ランキング 2023年9月時点の移籍金トップ10は以下、 ①£35m アレックスオックスレイドチェンバレン/リバプール(17-18) ②£28m アレックスイウォビ/エバートン(19-20) ③£25.8m フォロリンバログン/モナコ(23-24) ④£25m マルクオーフェルマルス/バルセロナ(00-01) ④£25m エマヌエルアデバヨール/マンチェスターシティ(09-10) ④£25m セスクファブレガス/バルセロナ

          アーセナルの移籍を振り返る(2)

          アーセナルの移籍を振り返る(1)

          まずは獲得から見ていく。 アーセナルの獲得ランキング 2023年9月時点の移籍金トップ10は以下、 ①£100m デクランライス/ウェストハム(23-24) ②£72m ニコラペペ/リール(19-20) ③£60m カイハフェルツ/チェルシー(23-24) ④£56m ピエールエメリクオーバメヤン/ドルトムント(17-18winter) ⑤£50m ベンホワイト/ブライトン(21-22) ⑥£46.5m アレクサンドルラカゼット/リヨン(17-18) ⑦£45m トーマス

          アーセナルの移籍を振り返る(1)

          アーセナルのチャンピオンズリーグを振り返る

          イングランドのクラブでCLを優勝したのはマンチェスターユナイテッド、リバプール、チェルシー、マンチェスターシティ、チャンピオンズカップ時代にノッティンガムフォレスト、アストンビラ(マンチェスターユナイテッド、リバプール)の計6チームである。 アーセナルがイングランドのトップリーグで優勝したのは、1931、33、34、35、38、48、53、71、89、91、98、2002、04である。チャンピオンズリーグは55-56からである。それでは戦績を見ていこう。 71-72 ベス

          アーセナルのチャンピオンズリーグを振り返る