![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147083623/rectangle_large_type_2_dbdb3579347c48f5eddf13f808eb4694.png?width=1200)
短いお話(松ぼっくり)
小柄な男が松ぼっくりを拾っている。笠が開きすぎているものは避け、小ぶりで形の良いものだけを選んで布袋に入れている。布袋がいっぱいになると、それを肩にかけて家に帰る。
暖炉の前に腰掛けた男は、拾ってきた松ぼっくりをひとつ、火の中に放り込む。ぱちぱち音がして、ポップコーンのような甘くて香ばしい香りがあたりを漂う。男は満足したように目を閉じ、深く息を吸い込んだ。
小柄な男が松ぼっくりを拾っている。笠が開きすぎているものは避け、小ぶりで形の良いものだけを選んで布袋に入れている。布袋がいっぱいになると、それを肩にかけて家に帰る。
暖炉の前に腰掛けた男は、拾ってきた松ぼっくりをひとつ、火の中に放り込む。ぱちぱち音がして、ポップコーンのような甘くて香ばしい香りがあたりを漂う。男は満足したように目を閉じ、深く息を吸い込んだ。