思いのままにただ綴るドラマ・アンメット愛9~縫い目
第1話を最初から順に見ています。
その感想を綴って9回目。
結構、満足しています(笑)。思いを吐き出せて。
とはいえ、自分でも、なんて整理下手なの!とイライラもしています。
9回も綴って、実はまだ、OP曲流れる前!(笑)
今回、やっとたどり着きそうです。
一日の終わり
夕食の後のミヤビちゃん。
また日記に向かいます。
薄暗い部屋。
寝る前にもう一度。そんな思いで机に向かっているのでしょうか。
せっせと、失語症に陥った女優さんのことを記録しています。
花ちゃん、きれいな字です。
こちらは、第1回の放送に関して伝えているネットニュースから抜粋。
整えられた部屋。
どこに、何が。全部、覚えているのでしょうか。
2年より前と同じ配置にしてあって、その記憶を辿るなら可能ですよね…。
(あの、ンデベレ人形のことは「あなただあれ?」ってなってると思うんだけど、、そこは未だに謎のひとつ)
朝、読んでいた日記。
それはこうやって、前夜にもまとめて、また読み返して……
地道な作業を、「昨日の私もやったんだな」と、自筆の字を見て確認しているのでしょうね…。
日記帳が、いわゆる普通の日記とは違っているのがしっかり確認できるシーンです。
普通よりかなり大きなサイズのルーズリーフに、カラフルな付箋がいっぱいです。
きっと、色分けで必要項目を分けているのでしょう。
約束。とか。緊急。とか。患者さん。とか。診察。とか。家族。とか。知らんけど。
ちゃんと、付箋を頼って、ページを開いています。
突然、今日付箋を貼り始めても、明日の自分に届くものではないから、きっとずっと、受験勉強の頃からやってるんじゃないでしょうか。
そういうシーンは見てはないけれど。
これもまた、映像の余白。
ミヤビちゃんのモノローグ。
ミヤビちゃんの中に残る記憶
と、ここで「よく覚えている」昔に飛びます。
関東医科大学の「オンライン合否案内」。無事合格です。
高校の制服姿のミヤビちゃん。「おかあさん!!!」と叫びます。
続いて、大学生のミヤビちゃん。
白板にびっしり講義内容が書かれた教室で、大迫教授に個人質問中?
また記憶は飛んで、研修医として紹介されているところ。
「川内ミヤビくんです」と眼鏡のおじさん、にこにこ紹介。星前先生たちに温かく拍手で迎えてもらっています。
患者さんに「ありがと」と涙ながらに感謝されている記憶…
そして、立派に医者として手術をしている姿……ここでホワイトアウトします。
もしかして……
これが、ミヤビちゃんが思い出せる最後の(最新の)記憶なんでしょうか。
だとしたら本当に辛い…。
わたしは、医者として、患者に信頼され、手術で人を救ってきた。その記憶のまま、目覚めたら「日記を読んで」「今は看護助手」。
どゆこと??です。
絶望です。
日記が映ります。そして、ミヤビちゃんの大、大、アップ。ほぼ目しか映ってない!
縫い目
ここで、毎回お馴染みになっていく、あのイントロが流れます。
そうです!OP曲です。
一見で引き込まれるタイトルバック!
ミステリアスなコマ撮りアニメーション、かぶさる音楽が切なくて、胸きゅん。
ドラマ書き下ろしだったんですね。
ぴったりなはずだわ。
胸の奥がぎゅっとなります。
OP映像についての、公式Xのポストです。
ちょっと、人間型の糸は最初、怖かったんですけどね。不気味って言うか。
血の色みたいな赤だし。
でも、今思うと、いわゆる「運命の赤い糸」だろうし、
たくさんの記憶を紡ぐ、のイメージも。
医者の物語なんですから、血管のイメージかもしれませんね。
ドラマを見ていると、脳外科医って、「縫う」のが最大の武器、みたいな感じもするし…
いろんなことが含まれているのでしょうね。
そして。
超アップの寝顔。この角度もいいわあ!
あのめざましくんが鳴り響いている……。
ああ。また朝だ。こっちが辛くなります。
デジャブのよう。
めざましくんに目をやり、不思議そうに付箋を読み、スマホを手に取る。
いよいよ、どういうこと?の顔になり…
しかし。
ちゃんと眠るんですね、ミヤビちゃんは。
私なんか想像するに、「眠って起きたら記憶がない」って怖くて怖くて、眠れる気がしないですが。
きっとミヤビちゃんも、そんな夜をいくつも乗り越えたのかもしれません。
だけど彼女は、決心したのだと思います。
その決心を、日記の最初のページに綴っている。
そして、決心した通りに今日をきちんと生きるために、ちゃんと食べて、ちゃんと眠る。
それまでもきちんと丁寧に生きてきた人だからこそ、たどり着いた日々の営みのように思います。
続きは、10 へ。