デフォルト・モード・ネットワーク
人間の脳は思考やクリエイティブな活動で意識的に集中を高めている時に
最もパフォーマンスが高まってぼんやりと何もしてない時には
脳は特に何もしていないと考えられていました。
ところが最近人間がぼーっとしている時にも脳は重要な活動を行っていることが分かってきました。
デフォルト・モード・ネットワーク
脳が何もしていないと思われる状態は
自動車で言えばニュートラルと同じつまり、エンジンが停止しているわけではなくて
他の様々な神経ネットワークと同調して次の活動に備えて情報交換を行っています
表面上の活動指令が出ていない分そうしたバックグラウンドでの活動がスムーズに出来る状態と言っていいかもしれません
この脳の状態をデフォルト・モード・ネットワーク DMNといいます
DMNが機能しなくなる
睡眠不足が続くと DMNがうまく機能しなくなります
人間の脳は身体の全体の質量では2%ほどしかないのに関わらず
1日のエネルギーの消費量が20%を占めているのですが
そのうち75%を DMN状態が消費していると言われるほど、
実は人間の活動にとって重要な役割を持つ脳のデフォルト・モード・ネットワーク
しかし睡眠不足の多くのビジネスパーソンはその機能を上手く活用しきれていません
睡眠不足で慢性的な疲労状態が続くと心身ともにポジティブな状態でなくなります
何か行動を起こそうと思っても億劫になったり
過去の失敗が浮かんで遠慮したり将来の不安が先走ってしまうわけです。
DMNを意識的に作り出す
そうした状態を脱するためにマインドフルネス(呼吸や瞑想)で DMNと同じ脳の状態を意識的に作り出すことも有効です