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たかしの菜園日記 キャベツ、寒さも何のその

 キャベツは、中欧から北欧の海岸沿いに生えていたケール(青汁の素です)から進化したもので、生い立ちからして寒さにはめっぽう強いようです。ギリシャ、ローマの頃から食べられ、最古の野菜の一つとして知られています。ギリシャの昔からキャベツを食べてからワインを飲むと二日酔いしにくいと言われて、キャベジン(ビタミンU)の薬効が知られていたのですね。中世以降も寒くてあまり野菜が育たない地方のヨーロッパの庶民の暮らしを支えていました。
 寒さに強いのは良いのですが、季節を間違えて栽培すると青虫の巣になります。以前に秋口に蒔いたところ、外葉から剥いても剥いても中まで青虫に食われていて、人間の食べる所が無かったことがありました。
 今は用心して防虫ネットを被せて栽培しています。ただし外葉の大きさが結球の大きさと相関しているので、ネット内の限られた空間では外葉がつっかえて伸びきらず、小玉キャベツになってしまいます。でもキャベツは一個収穫すると相当食べでがあるので、充分と思います。
 今の季節のキャベツは生で食べるとしっかりした食感ですが、煮物、焼き物、炒め物、蒸し物、なんでもつかえますね。ポトフで煮込めばトロトロになります。

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