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映画のはしごで、コミュニケーション

「ビートルジュース・ビートルジュース」と、
「ふれる。」の二本立て


月に一度は子どもと映画を見よう!
という感じで、
子供の体調に合わせて無理せず、
行ける時間に映画館に入りました。


子供は未知への挑戦として、
"ビートルジュース・ビートルジュース"
を選んでくれましたが、

ハリウッド映画の悪ふざけに慣れていないため、
大困惑 の様子でした。

他に行きたいイベントもあったけど、
なんだかショボンとしてるのを見て、
私の口から出たのは、
「じゃあハシゴ行くか!」

見ると
"ふれる。"
が、5分後開始。
元々見たかったと言われ、
勢いでギリギリ飛び込みました。

こちらは、全ての絵も音もキレイで、
子供も満足の様子。

それ以上に、
「映画のハシゴ」という、
大人感のあるイベントに、
子供のワクワクがありました。

私は、名画座の三本立てで育ちましたが、
子供にとって二本まとめて見るのは初めての体験。

お金はかかるけど、
テーマパークでも外食でも高くなっているので、
かえって映画が安く感じ始めた今日この頃。

初めて、の体験を提供でき、
贅沢した、と、少しでもときめいてもらえるのなら、
全然アリ、だと思えました。


内容は、また別途にしたいと思いますが、
今回観た二本は、
全然違うタイプの映画同士に見えて、

両方共、ディスコミュニケーションの話なのが、面白かったです。

ビートルジュースは、
個性も考え方も住む場所も違う
三世代の女性親族3人の、
最初っからの激しい、すれ違い。
でも相容れないように見えてお互い大事に思ってる。

ふれる。は、
同郷・同世代の男性、友人3人の、
表面上は穏やかで、ずっと上手く行っているように見えてきた、
でもそれだけであったという、すれ違い。

演出のエグみと、
心理面の気持ち悪さのパラメーターが、
正反対で、

なかなかこれは、考察のしがいがあるというか、
拾い物の組み合わせだったのかもしれません。


しかし、どちらも、
これも別のパラメーターですが 十分豪華でしっかりした、
面白い映画だったのに、
いかんせん観客が少なく、
とてももったいなく感じました。

映画館応援の意味でも、
二本立て、頑張って良かったかもしれません。








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