見出し画像

踊りにうるさい家族を持つと

主人は、自分が長く踊りの一種を、
人に教えられるレベルで趣味としているためか、
ジャンル問わず、人の踊りを見る目線が厳しいです。

私なんか、はるか昔に、
"一緒にやってやろうじゃないか"、
とチャレンジしたものの、

「趣味とするにも才能が無いよ」

と言われて見放され、終わってます。
いやー、厳しい。

娘もなんだかんだで、
日舞とかやってたし、
綺麗なものが好きなもんだから、可能な限り見せてきて、
目が肥えています。

さらに今風のロジカルさをもった、
批評家肌です。

そういう人たちなので、
踊りに行き合えばとりあえず腕を組んで見て、
判断を下します。

そう、
「見る価値が、あるかないか。」

踊り全てにおいて、
意識高めのギャラリーである、自覚があるのです。

自分が見られる立場なら、
ヒエッ、迷惑、
となりますが、
人前で踊る人というのはそういう厳しい世界が楽しいんでしょうね。

私なんかは、特に好きな感じ・傾向くらいは、多分なんとなくある、ものの、
全然分かってない。

そんなだから我慢できず、
こわごわ聞いちゃうんですよね。

「ねえねえ、あの人上手?」

特に集団で、実力が拮抗しているように見えると、
聞くのが楽しいです。
ほぉー、へぇ~っ、なるほどねー、
です。

踊りの事は珍しく饒舌に言ってくれますが、
私の理解としては、
結局は姿勢
と、いつも言っているように思います。

ジャンルによってそれぞれ違えど、
地道な鍛錬により、理想的な姿勢を取れるようになる事が、
目に見える形としても、
内面が表現された時に感じられる
人としての姿勢の美しさ としても、

すばらしいと思える踊りになるということかなと。

祭りとして、感情を爆発させるためのダンスや踊りを、私は素敵だと思います。

しかし、
プロギャラリーは、
微笑ましいだけと言わんばかりに、
ニコッとして通り過ぎる。

そんな感じを長年見てきて、

ヤバい人たちだ、と、
いつもちょっと思っちゃいます。











いいなと思ったら応援しよう!