花とゆめ大特集(TMと花ゆめ)
白泉社MOE
『花とゆめLaLaから生まれた少女マンガ大特集』号
他県の出先の本屋さんで、平積みに積まれているのを見かけ、釘付けでした。
「それよそれ」と言いたくなるラインナップの内容。
付録は清水玲子先生。
すぐ移動で途中1時間以上歩く予定があったので、一旦諦め、帰って買おうとしたらなんと前月号で店頭にない!
4月発売のTMnetwork特集雑誌も面であったことで、どうやら我が同士の本屋さんが、確実に思い入れを持って並べてくれていた、そこの本屋で買うべきだった!
と、現在絶賛後悔中です。
花とゆめの個性
昔から花とゆめは、単純な恋愛物ではなく、非日常を感じさせてくれる物語や、人間の深さを教えてくれるものばかりでした。
今、悪役令嬢ブームとかあり、ストーリー性重視の内容にマンガが回帰しており、世代を越えて楽しまれる中、「本家は花とゆめだよ」と心のなかで思ってます。
Lalaはちょっとリアル寄りでおしゃれなイメージで、少しSFやアクション色は薄め。
花とゆめは特に、和田慎二先生や柴田昌宏先生のような男性の先生や、男性風のペンネームの先生の多さも特徴的だったと思います。
まずは緑野原学園シリーズ
今回特集号を見かけてまず探したのが、
星野架名先生の緑野原学園シリーズ
これが載ってないと残念過ぎるかなと。
はい、ちゃんとありました。
このコミックスが、近所の中華料理屋になぜか揃っていて、でも中華だから出るのが早くちょっとしか読めないのがもどかしい、
そんな思い出と共に浮かぶのが申し訳ない、本格SF。
かつ、当時はメジャーではなかった、BLの香りもほんのりあり、おそらく多くの影響を残した作品だったと思います。学ラン萌とか。
星野架名先生は、連載当時、特に若い作家さんという認識だったので、2年ほど前の逝去のニュースへの驚きはまだ記憶に新しいです。
美しい儚さを感じる作風でしたが、だからといって作者さんまで儚いのは悲しい事で、
だから少しでももっと多く、色んな記事で、人の言葉で、残って欲しいと、心から願います。