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面白すぎる歯医者さん①

どうも歯が弱く、また引っ越しもあり、両手で収まらない数の歯科に通いました。

 当然当たり外れはあるのですが、私の歯科医評価基準は
「トークの良さと面白さ」です。


結局
納得できる話ができる歯医者さんは、患者にも治療法にもちゃんと興味がある、いい歯医者さんではないのかな?
という結論に達しました。

まあ、そういう真面目な結論もあるのですが、
私の場合は、通うのが楽しみになるような面白すぎる歯医者さんとの出会いもありました。

自身が痛みには強いし、
明らかに不器用な歯科医には、さすがに一回くらいしか当たった事がないので、 
やっぱり楽しいのが良いですよね。

ということで、おもしろかったエピソード

  1. 焼き芋をくれる殿

  2. ブラック・ジャックとふわピノコ

  3. マシンガントークのコロンボ警部

ということで、甲乙つけがたいですが
まずは


1.焼き芋をくれる殿


この先生は、街中の日曜もやっているビル持ち複数歯科医で繁盛している院の院長。

患者を可愛がってくれてる感がある先生でしたが、
ある日、支払をしていたらセクシーな助手さんに
「ちょっと待ってて、殿(院長)から焼き芋を預かってるの」
と、声をかけられました。

当然、はい?、となりますが、
おかまいなしにニッコリ。

お姉さんが裏に行って戻り
「はい、出したてで熱いから気をつけてね。
とっても甘いわよ〜♥♥」

と、わかり易いハート付きで手渡されたのは、
紙にくるまれた大きな焼き芋。

いや、オートクレーブから出したよね!
というのが顔に出ていたのか
「大丈夫。使ってないやつだから♥」 

と言われると、もう

「わーい♥ありがとうございますー」
とニコニコするしかないですよね!

奥の方に見えた先生にも大きな声でお礼言って、「おう!」と言われて頂いて帰りました。

普段から裏では
「殿ー、殿ー」と職員さんが呼びまわっているナイスガイの院長からの賜り物。

若いとはいえ社会人の私が、
相当な繁華街で、
紙に包まれただけの芋を持ち歩くのは、
不思議な感じもありましたが、

8時までやっている歯医者さんの最終患者で、お腹を鳴らしている事も多かった私に、
本当に親切な気持で下さったんだろうと、素直に感謝しました。

次行った時
「美味かったか?」と聞かれ
「はい!」と元気に答えたため、
その後もまたいただき、いつもお姉さんの言う通り甘かったです。


普段から、食べ物をガン見して
「美味しそうだなー」と、顔に書くクセがあり、
かつ痩せ気味の私は、人に食べ物をもらうことが多いのですが、
その中でも印象が強かった頂き物でした。


長くなったので、分けます。








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