台風銀座と猫たち
台風銀座(死語?)が担ってきた
感覚的に、
雨台風は、
どの土地に雨が落ちるか、
という面がある と思ってきました。
あの山脈の方に行くルートになってるから、あの地方で雨を落として来るかな、とか、
こっちでこれだけ降れば、あっちの地方は大した事ないだろうとか。
特に海が暖かい時は、
台風が海上にある時はドキドキで、
陸に上がってしまうとそこより先の範囲は幾分の影響の軽減を期待しちゃう、
「あー、そこでしたか」という、
放射能切れのあるゴジラみたいな、
当たり外れのある感覚です。
「そっちで雨落ちたからこっちは大丈夫!」みたいな事は、
雨が降ってしまった場所の手前、
人道的に言えないから、大人の世界では聞かない。
でも、落ちる土地に住んでいた身としては、
「ちょっとは感謝してくれてもいいんだよ」
と思う所はありました。
最近は、台風ルートが相当変わり、
「そんな今までろくに来てなくて、
備えの弱そうな土地に行かなくてもー」
と、思うのですが、きっともうそんな事は言っていられない地球環境なのでしょう。
どの県も改めて、
西日本の台風銀座と呼ばれてきた各県、
宮崎・高知・和歌山に、沖縄などといった県での町作りや、
住民の体勢とメンタルに学べるところはあるかと思います。
風水害型の災害経験値が違います。
諦めてる所もあるので、
「それでいいのか?」と思う部分もあるかと思いますが、
リスク受容、という高度な戦略かもしれないし、
東京みたいに金をかけた構造物は作れなくても、
渋くしぶとい対策を取ってる。
台風の中の猫たち
しかし今回、
災害時、密集してる安心感は強いわー、と思わされる事が。
大雨の中通りかかった、駐車ポーチに、
猫(野良か地域猫風)がなんと
12匹も集まっていたのです!
人の家じゃなければミニ写真集作りたいくらい、
みんな身を寄せ合って、
意外とリラックスした風なのが、
とてもかわいらしかった。
普段はこんなにいないのに、
やっぱり災害の時は集まるんだな、
ここは避難所なんだな、
と、ほっこりしました。
災害に対峙した時
集まって身を寄せ合う、
生き物としての本能なのか、
知恵あるものの不安がそうさせるのか、
生存戦略として正解かは横に置いといて、
必然なんだよね♡
と、猫が可愛すぎて全肯定です。