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徒然に ひとりごと。

山に会いに行く。
山が恋しい。
焦がれるほど恋しい。
それは なぜなんだろう。
幼い頃の記憶か?
いや。
なぜかは わからない。
大切なものが そこにある。

山に行きます。。。

「いいねえ。どこ?」

唐松岳です。白馬の村に行きます。

「そう。。台風が心配だね」

ですね。

「注意してね。」

はい。秋の空の気まぐれ。山の天気の気まぐれ。

でも なんで これほど山に登りたいのだろう。
なにか そこに探しているものがあるとでもいうのか。

若い頃 登った山。なにも怖いものが なかった頃。
ただ 頂 目指して登った。
そして 今。あの頃と違うものは なんだろう。
もう 山行きで言えば 残りの時間も あまりない

天候は 変わりやすいけど でも晴れてれば 空気中の水分は
少ないんじゃない?
ねえ 教えて。。。
ここで言えば 11月くらいだね。
日頃 経験する季節だよね。
行ける限界だ。

そう言えば 一日に一回は 空をみる癖がついたのは
いつ頃からだったかな。なにか あれば ふと 見上げてる。
青い空 曇り空。何時まで見ても 飽きない夜空。
その空に 少し 近いところに行ける。晴れてたら 雲がない。
有れば 雲の中、霧のなか。見てきたい。
私が探しているもの。

見つからなくて 霧に抱かれて 泣くかもしれない。
目的地まで行けないという失望に泣くかも知れない。
レンズ雲。笠雲。

と いっても 唐松岳までは到底無理だろうとも思ってる。
訓練が足りない。
せいぜい リフトで登って 八方尾根を唐松に
向けて行けるだけ行くってことになるかも知れない。

それでも。

雲の形を 思い切り眺めて 雲のなかに入れば 濡れて
装備は 万全に。

この夏 こよなく山を愛する 私の大好きな世界観を持つ
方の山行きの記事を読んだ。
登山者なら誰しも憧れる北アルプスのシンボル「槍が岳」
帰りの 壮絶な天候 。
その方が なぜ山をめざされるかはわからない。
が、気持ちがびしびし伝わった。
ご無事で よかった・・・。

そこまでは とてもじゃないが 行けないのは
知ってる。
かつて 登った白馬ともちがう。
逢いに行こう。
思う存分 空と雲に出会いに。

※いつか 出会った詩。

かなしみ 谷川俊太郎

あの青い空の波の音が聞こえるあたりに

何かとんでもないおとし物を

僕はしてきてしまったらしい

透明な過去の駅で

遺失物係の前に立ったら

僕は余計に悲しくなってしまった



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