一握の夢
どんな日もあるさと
つぶやき背を向けて
摂理を教え手を振るきみは
ふと見れば
ちりと見まごう白い華
風に舞っては消えていく
まるで踊るようにね
幾夜にも
夢見たきみのおもかげよ
手を伸ばせば届きそう
露と消えしも
飲み込んで
憤りても飲み込んで
なにが見えるの?
返事なき空
見てるんだ
あなたのことをいつでもね
旧知のきみはただ優しくて
おいでよと
雲がいうからついて行く
お日様とのかくれんぼかい?
やさしいね
どんな意味かは知らないが
知らなくていいね
きみは素敵だ
そこにいる
それだけでいい
わたしには
あなたのこころ
感じられるから
万感の
想いこめて言うからね
「ありがとう」って
あなたひとりに
今 なにを
思っているの?
教えてよ
ん?きみのことだと
笑顔向けたる
だいじょうぶ
背なを抱きしめ
鼓動聞く
どうかしあわせになりますように
春浅き
大和の空を焦がしたる
夜を越えたら新しき日に
億万の
時を越えたら会えますか?
塵となりてそこにいるきみ
たくさんの
出会いと別れ世の常と
ああ 愛しさという名の哀しみ
元気でいるかい?
具合はどう?
ひかりになって
飛んで行きたいきみの元
ひたすらきみを想いて夜が更ける
まっすぐなその瞳が
曇らぬように