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希死念慮に取り憑かれやすい独身30代女が体力づくりを模索した話

30代、元々生活体力がない。でもまあ体力づくりは若いうちからやればやるほどいいことがあるっていうし、効果はわからなくても身体動かしときゃいいだろ。

これは30代から体力づくりを模索した個人の話である。

自分に向いている運動方法は?

まず私はぐうたらでものぐさである。こういうのは根っからの性質なので否定しない方がいいと思った。

当時はフィットネスジムが乱立している場所に住んでいたので、クーポンが入っていた女性専用のボクササイズジムに入会した。

お金を払って環境を整えりゃ強制的にやれるだろうという目論見だった。

自転車通勤のついでに通える場所だったので、無料体験を終えて、退勤後に通うことにした。

どうして辞めたのか

結論から言うと半年も経たずに辞めてしまった。

学生の時に部活で発症した椎間板ヘルニアが再発したからだ。キックがいけなかった。体幹が弱い癖に仕事のストレスをバカみたいに込めて打ち込んでいたからだろう。

仕事にも支障が出るし、整体に行ってまで続けることはアホらしいので退会した。

以降、腰の機嫌を取りながら生活していたが違和感がなくなるまで一年以上かかった。

YouTubeで自宅トレ

腰の療養がある程度なんとかなってきた頃に
会社の女子たちにYouTubeのおすすめトレーニング動画を教えてもらった。

3分から5分でできる宅トレがこの世にはいっぱいあるんだと初めて知った。タイマーやカウントダウンがついていてとてもやりやすい。

オシャレなBGMもついていて配信者のお姉さんたちの素敵なボディはとても励みになった。

3分間のプランク動画を1日1セット
週3ぐらいでやっていただけだが
結果的に
膝つき腕立て伏せすらままならないへなちょこが
普通の腕立て伏せをなんとか10回できるようになったのだ。

無料でこんなに効果が出るとは素晴らしい。

最終解:ゲーム

さて、ここまでやってきたが今の最終解はゲームである。

「リングフィットアドベンチャー」で無酸素運動→「フィットボクシング」で有酸素運動
がマイベストだと感じた。

自分に合っていると感じた点

  1. 好きな時間にやれる

  2. 他人の目がない

  3. 没入できる

まず好きな時間にやれるのは宅トレの醍醐味である。24時間フィットネスというのもあるが、冬は絶対辛くて足が遠のくのが目に見えている。

あと引越してそもそもそういうジムが近所になくなった。

次に他人皆無というのは素晴らしい。
女性が多いジムだと更衣室でおしゃべり連中が必ずいたり、汗が冷えるのに耐えながらシャワー待ちをする辛さ。

冒頭で通ったジムは真面目な会員が多いジムだったが、複数人で連れ立って無料体験しに来る連中が更衣室でだらだら居座っていてマジで邪魔。いつまで喋ってんだ。はよ帰れ。と嫌な気分になる。

「あたしここ入会したーい!」
「あたしもー!」
頼む、やめて、と心の中で祈ったものだ。(その直後に腰を痛めて私が先に辞めたので彼女たちとは二度と会わなかったが)

自宅ならそれが皆無ですからね。
終わったら汗だくの服を洗濯機に放り込み
待たずにすぐ風呂に入ってパジャマに着替えて
そのまま眠れますからね。最高。

あとは動線。
さすが人気ゲームとだけあって、没入しやすいエフェクトやBGMである。
よっしゃやってやらぁ!」という気分にさせてくれるし、無我夢中になれるのが良かった。

元々音ゲーが好きだったので音楽に合わせて身体を動かすことに没入するのがハマった。

何も考えずにゲームに没入して、なんか身体動かしてさっぱりしたー!ゲーム進んだ!やった!
シンプルな爽快感がハマっている。

そういえば高校生の時に「ビリーブブートキャンプ」で5kg減量に成功した事がある。

あれも音楽に合わせてフィットネスをするのだが、比較的長続きして成果も出すことができたので、音に合わせるのが好きな傾向なのかもしれないとわかった。

鬱気質とウォーキング

いきなりなんだ、と思うだろうが、タイトルにも入れてるし、まあ私の所感を話そう。

ウォーキングは鬱やら自律神経失調症やらにいいとよく言われているが、目的のないウォーキングは自分には向いてないと思った。

ウォーキングはリズム運動等に比べると思考の時間が増えるので、ただ歩いていると自分は鬱々と悲観的な思考ばかり浮かんできてしまう。

歩けば歩くほど、希死念慮がつのっていく。どんな素晴らしい景色がそこにあったとしても。

結果、悲観的な思考が充満して嫌な疲労感に脳まで冒される。

買い物のついでにいつの間にか歩数稼いじゃった!電車賃一駅分浮かせちゃった!とか何か目的とかオマケがないとダメだった。

ウォーキングは向き不向きがあると思う。

自分の内面と向かい合った

継続できる体力づくりを模索するためには自分の性格や思考と向き合うことが必要だと感じた。

ぐうたらなのに悲観的な自分でもやれる事がある。逆に一般的に楽だと言われてる方法でも向いてない事もある。

思考や行動パターンを観察しながら継続しやすい事を見つける楽しみを知ることもできた。

以上、いろいろ試してなんとか自分なりの体力づくりの方法を探った話でした。


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