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赦免の城のサルトル

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絵本の中のファンタジーな世界をイメージした楽曲、物語集です。物語に沿ったいインスト曲を乗せていきます。他のマガジンと世界観を共有していますが、このマガジンだけ読み聞いた頂いても大…
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シリーズもの19曲目です。
「03,ディーワ・クアエダムの秘薬」のアレンジとなります。元々のチープさを残しつつつかみどころのない曲になりました。物語終盤で徐々に張り巡らされていた伏線が回収されていく様を想像しながら書きました。
以下この曲の物語。
「゛うちの近辺じゃよく取れる雑草を使った痺れ薬だ。あれが薬になるなんて、俺は知らなかったよ。乾燥させたら適当な食用粉に混ぜて固めて団子にするだけで良いん

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18,ネクリーポリの放浪者

何かに、迷った。

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18曲目です。
ゲームの終盤ステージの雑魚戦をイメージして書きました。軽快でちょっと複雑なメロディがごちゃごちゃ交差する曲です。今までの雰囲気を引きずりつつ、テンポを上げて少しだけEDMの雰囲気を混ざています。
以下この曲の物語。
「かつて栄えていた町は見る影もない。
鼻につく埃臭さが人が居なくなってから長い時間が経った事を物語っている。
人がいないはずの町の奥。こちらの存在を感じ取ったかのように

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シリーズもの17曲目です。
幼い頃の故郷の景色を想像しながら書いた曲です。少しシリアスな曲調で始まり、ちょっと暴れて終わる曲となりました。締めの暴れるキーボードは結構お気に入りです。
以下この曲の物語。
「暗闇の中で微かに見える景色を車窓から眺めていると、進む先に微かな光が見えてきた。この列車の終着駅が近づいてきたようだ。そこは城の下の更に深い場所。皆の話を聞いて回った事でようやくたどり着けた場所

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16,イポゲイアの軽便鉄道

何かに、迷った。

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シリーズもの16曲目です。
地下を走る小さな列車に乗って冒険するイメージで書きました。
ゴトゴトと音を立てて走る列車の音を耳で追いかけながら列車の旅を楽しんでいると、急に外の景色が変わってワクワクする情景で書いてます。いつもより表情豊かな曲になった…気がします。
以下この曲の物語。
「薄暗い地下道の奥の奥。代り映えのしない景色が突然変わる場所がある。それは小さな小さな鉄道の駅。敷かれた線路は細く頼

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シリーズもの15曲目です。
純粋なダンジョン曲を目指しました。洞窟とか地中とか、そんな場所のダンジョンをイメージしています。暗くじめっとしつつも隠しきれないワクワク感みたいなものをメインメロディで表現しています。
以下この曲の物語。
「彼は一通り話すと糸が切れたようにその場に座り込んでしまった。…きっと疲れてしまったのだろう。幾年ぶりの話相手に気持ちが高ぶったのか、かなり長く話を聞いていた。
そっ

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シリーズもの14曲目です。
限りなくシンプルな曲を目指しました。目指しましたが、出来上がった曲を聴き直すとシンプルではなくなった気がします。テーマは夜空と、仄暗い望みです。明るく成り切れないメロディがお気に入り。過去に作った曲のメロディをがっつり入れてます。
以下この曲の物語。
「それは晴れた星の綺麗な夜だった。多くの子が窓から外を眺めていたのを覚えている。星を見ていたのかもしれないし、出る事の出

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13,賢者メターニア

何かに、迷った。

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シリーズもの13曲目です。
特にひねりもなく、純粋に聞きやすいメロディアスな曲を目指しました。
イメージは影のある賢者です。凛と澄んだ聡明さを感じさせる雰囲気を纏いつつも、語るその言葉の端々に感じるものは過去にあった罪を感じさせるものばかり。そんななんとも言えない雰囲気を表現…できているでしょうか。
以下この曲の物語。
「あぁ、こんな所でお会いするなんて…。
お久しぶりです。私がここに来てどのくら

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12,焦がれ集まるマリュス

何かに、迷った。

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シリーズもの12曲目です。
可愛く、ちょっと不気味な曲を目指しました。無邪気な悪意がテーマです。聞きやすく、少し爽やかな空気も出ていて、色々の側面が見える曲ではないでしょうか。
以下この曲の物語。
「此処は相変わらず臭う。城の地下に広がる此処を、僕は牢獄のようだと思っている。
至る所に人がいる。…座り込んだり、立ち尽くしたり。皆何かを常に呟いている。後悔だったり、懺悔だったり。そんなものじゃ此処を

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11,燻り続けるフォティア

何かに、迷った。

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シリーズ11曲目です。
かなり自由な曲調の曲となりました。テーマは夢と焦りです。明るいような、少し物悲しいようななんとも言えないメロディになった気がします。
以下この曲の物語。
「すまなかった…許してくれ…そんなつもりじゃ、俺は優柔不断なんかじゃ、ない。あれは偶然だったんだ…。

最近は売れる物を手に入れるのも一苦労で…森を、彷徨っていたら倒れている野兎を見つけて…。そこの森は、妙に弱っている獣が

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シリーズもの10曲目です。
少しシリアスに曲になりました。夢の中、不安な気持ちを必死に抑えながら彷徨う幼子をイメージして書きました。ふわふわ漂いながらも、出口の見えない不安感と何となくどこかに希望がある気がして諦められない子供らしさが出せた気がします。
以下この曲の物語。
「僕は何で此処に居るんだっけ。…そもそも僕は何処から来たんだっけ。覚えている事…一番昔の思い出は、母さんと父さんと妹と。
そう

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シリーズもの9曲目です。
明るいような暗いようなよくわからない曲です。…いつもそんな感じな気もしますが。物語が新章に入ったようなそんなイメージで書いています。ループ前、少しだけ盛り上がるのはその所為です。この後の曲群は今まで雰囲気を変えてちょっとダークになる予定。
以下この曲の物語。
「己の願いを見失い、先を失った者たちは城の地下に迷い込む。暗く湿ったその場所で、いつか思い出すその日まで。
曖昧な

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08,深層世界のデリリウム

何かに、迷った。

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シリーズもの8曲目です。
前回の曲を真面目に綺麗に纏められたので、今回は不真面目にぐちゃぐちゃに作りました。結果、なんかカッコ良い曲になったと思います。…どういう事。
以下この曲の物語。
「世界のどの国、地域にも属さない場所。
 それは世界の果て、雪の降り積もる山の頂き。
 そこにそびえ立つ城がある。
 そこは誰もが許され、願いを叶えるに訪れる。
 たどり着いたならば己の願いを見極めよ。
 先に進

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シリーズもの7曲目です。
キャッチーな曲を目指しました。結果いつも通りの曲になりました。ちょっと不気味で、それでいて切なくなるような曲を目指しました。
以下この曲の物語。
「おや、貴方が部屋を出ているなんて珍しい…、何処かへ向かわれているのですか。私は変わらず此処に訪れる人達の話を楽しく聞いて回っております。
どうも昔から好奇心を抑えられないものでして…。丁度あなたにも話を聞いてみたい事があったの

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06,不動のエレヴニティス

何かに、迷った。

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シリーズもの6曲目です。
どっしり構えているイメージで書きました。最近ハマっているゲームの影響を感じる曲です。
以下この曲の物語。
「…ここまで集めた情報を整理しようか。
まずは初めの彼女。二児の母で息子を探しているようだ。
息子はおそらく攫われたのだろう。二人目の猟師の話からそこは予測できる。おそらく猟師が見た抱えられた子供は彼女の息子だろう。
その後立て続けに失踪が起きたようだ。三人目と四人目

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