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5月14日(2017年) 貧乏クジ?

2017年は、3月に30年間務めた小売企業に「三下り半」を突き付け(正式退社日が5月15日)、5月のこの時期は転職活動にいそしんでいた。それもあり、この試合はハイライトでしか見ていなかった。

新潟には、その2年前の2015年のナビスコ杯準々決勝第1レグに参戦していた。夏休みを、この試合に合わせて取ったのであるが、0-5の惨敗であった。3点目以降になると、新潟側スタンドからは得点の歓声のほかに、「浦和から、また点を獲った」というどよめきも混じっていた。当時の淵田社長も新潟まで来ていて、翌朝の新幹線で隣席となるのだが、私は舞い上がってしまい、ボストンバッグを車内に置き忘れるという大失態まで演じてしまった。東京駅を出た後に気づき、慌てて戻ったところ、幸いにも車内清掃の方がバッグを取り出してくれていて大事には至らなかったが、いったん帰宅して正午前に出社した後も嫌な汗が止まらなかった、という記憶がある。

私の自宅の斜向かいに住んでいる方が新潟出身で、当然ながら新潟ファン。顔を合わせるたびにサッカーの話を振ってきてくれるのだが、この時ばかりは苦笑いでお茶を濁すしかなかった。向こうも私に気を使ったのか、深く突っ込んでは来なかった。

これが私の過去唯一の新潟ビッグスワン参戦である。J2時代には新潟市陸上競技場での2試合を1-6、2-4と「コテンパンに」やられていたのだが、J1では2006年の1敗だけとか。参戦の2年後には「お返し」とばかりの大勝。とんだ「貧乏クジ」を引いてしまったような新潟参戦の思い出である。


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