2月17日(2009年) 期待8割、不安2割
就任したフィンケ監督の下での第2次キャンプがスタートした。新しい指導者への期待がある一方で、当時の私には一抹の不安があった。
フィンケ監督就任が明るみに出ると、アドバイザー的役割を担っていたブッフバルト氏が「私は聞いていない」と激怒した、という話を耳にした。また私は、欧州サッカーの情報番組もCS放送で見ていたが、その番組からの情報では、フィンケ監督のドイツでの評判は必ずしも芳しいものではなかった。浦和の監督を退いた後、ケルンのスポーツダイレクターに就任するのだが、ドイツでの指導者ライセンスを持つブンデスリーガの解説者が「何でフィンケなんですかね」と話していたほどだった。
それらの情報に不安を抱えながらも、一方でドイツでの評判がそのまま日本でも当てはまる訳ではないとも思っていた。「期待8割、不安2割」のような気持ちで、現地からのキャンプ情報を待っているのが、当時の私だった。
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