うんともすんとも

【うんともすんとも】
何をしても無反応で返事すらない状況のことを「うんともすんとも」と言いますが、この言葉の語源はポルトガル語にあったとされています。
室町時代にポルトガルの船員が持ち込んだ「うんすんカルタ」の衰退から来たんだとか。

引用元 : ガジェット通信



朝ドラ「虎に翼」を春休み中の子どもたちと見ていたときです。

主人公寅子の母や、兄のお嫁さん(寅子の親友)が、夫たちの前では「すん」としている(何も言わず、愛想笑いをしている)のを見て息子が、「ママもジイジ(義父)の家に行ったとき、こんな顔してるよね」
と言ってきました。


(えっ…)😳


子どもは鋭い… よく見ている…

「ウチとソトの違いだよ。だってママの家じゃないもん。」と、とっさに口からでてしまったんですが、
こんなとき、何と言えばよかったんだろう…

まぁ、よそ行きの顔はしていると思います。
目上の人だし、息子と孫に会えて義父母はいい気分だろうし、私もお義父さんお義母さんとは良い関係でありたいし。

だから私は、たまーに行く義理実家ではほんとに「すん」としていると思います。いや、返事はしています。

でも、このくらいが私はちょうどいいです。

目上の人にはあんまりワーワー言わない方がいいと思います。
その人の、生きてきた人生の厚みって絶対あるから。のぺーんと生きてきた人なんていない。
過去が重なってその人ができているから、私は
お義父さんの「昔話、自慢話、説教、」を「すん」と聞いています。(聞き流せるようになりました)

お義父さんは、昔バンドでギターとヴォーカルをしていたそうで、今でも酔っ払うとギター弾きながら歌い出す楽しい人です。

しかしオヤジ気質なので、「黒を白!って言ったら白」みたいなところがあります。

多分、お義父さんはわーわー言う嫁の方がいいんだと思います。一緒に主張し合う!みたいな。(外国人だわ)一度、「あんた、何も言わんけんつまらんねー」と言われたことがあります。

でもいいんです。
無理しない。

こんなときは主人が一人っ子でよかったと思います。だってもし兄弟がいて、兄弟のパートナーがコミュ力ある人だったら自分と比べちゃって絶望すると思います。

お義母さんは調理師免許をお持ちで、料理上手です。お義母さんの料理が食べれるので義実家に行っているのもあります。

うまくまとまりませんが、「ママはジイジの家でこんな顔しているね」と言った息子に、ちゃんと説明できるよう、私も厚みのある人にならなきゃなぁと思いました。ペラペラになりたいのは自分のお腹だけでいいです。

↑ コレを先日書いていて、今日朝ドラを見たら「したたかさ」について話していました。
そうそう!これよこれ!
「したたか!」っていうことを息子と話しました。

「したたか」に生きたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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