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自助具改良に向けた試行錯誤!
今回は、これまでご紹介した自助具が完成するまでに試行錯誤したことや、うまくいかなかったことについてお話しします。
これまで作った自助具の中で、一番試行錯誤を重ねたのは 「サイのプルトップオープナー」 です。
初めての自助具ということもあり、3Dプリンターでの製作においてもさまざまな課題に直面しました。
ツノの強度の問題
最初にぶつかった課題は、ツノが折れやすい という問題でした。
3Dプリンターは下から積み上げるように成形するため、サイを立った状態で作ると、ツノの強度が不足してしまいます。特に、一般的なPLAフィラメントでは少し力を加えるだけで折れてしまいました。
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解決策として、次の2つの方法を検討しました。
1. 作る向きを変える(サイを寝かせて印刷する)
2. 強度の高いフィラメントを使用する
試行錯誤の結果、強度の高いフィラメントを使うことで、この問題は解決しました。ただし、いくつかの高強度フィラメントを試した中で、適合したのは 特定のメーカーのもののみ でした。
また、向きを変えて作る方法も試しましたが、缶を開けるときに力のかかる方向とは異なる方向に積層されるため、強度の問題は解決したものの、底面(サイの側面)が粗くなってしまい、採用には至りませんでした。
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マグネットを付けるか?
次に出てきたのが、マグネットをつけられないか? という案です。
実際に使用した方から、「冷蔵庫などに貼れると便利」という声をいただき、検討を開始しました。
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試作では、サイの下から磁石を入れることのできるスペースを作り、その内部に磁石を埋め込む方法を試しました。構造的には問題なく取り付けられたのですが、サイは子どもが使うことを想定しており、誤飲のリスク を考慮して、この案は断念することにしました。
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しかし、「目に見えるところに置きたい」「気軽に持ち運びたい」というニーズは共感できるものだったため、しっぽをつけてカラビナなどを取り付けられるデザイン に改良しました!
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ステゴサウルスのスプーンホルダー – 固定方法の試行錯誤
「ステゴサウルスのスプーンホルダー」では、スプーンをどう固定するか? という点で試行錯誤しました。
当初は、ステゴサウルスの顔の部分を狭くして固定しようとしました。しかし、そのままではスプーンを抜き差しするのに力が必要となり、洗うときに手間がかかる という問題が発生しました。
そこで、全体を狭くするのではなく、特定の部分のみを狭くする ことで、固定しつつもスムーズに抜き差しできる形状 に改良しました!
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ルリビタキのはさみストッパー – 硬さが課題に!
ルリビタキのはさみストッパーでは、「サイのプルトップオープナー」とは逆に、素材が硬すぎると装着が難しくなる という問題が発生しました。
最初に使用した強度の高いPLAフィラメントでは、たわみが少なく、装着時に折れてしまう ことがありました。そこで、一般的なPLAフィラメントを使う ことで、しなやかさを確保し、装着のしやすさを向上させました。
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試行錯誤を重ねて、より使いやすいものへ
自助具を作るたびに、さまざまな問題に直面します。
しかし、それらを一つずつ解決していくことで、より使いやすい道具へと進化させることができます。
私たちは、子どもたちとご家族の「やりたい!」を、継続的な「できた!」につなげること を目指しています。
そのために、今後も改良を重ねながら、より良い自助具を作っていきます!
次回予告 – ゾウのボトルホルダー!
次回は、「ゾウのボトルホルダー」 についてご紹介します!
どのような工夫が詰まっているのか、ぜひお楽しみに!