FPがおすすめする家計改善 住居費、食費編
前回から引き続き家計改善として
住居費と食費について、考察していきます。
🔸住居費
◯賃貸の場合
お勤めの会社によりますが、住居手当がある場合、将来、持ち家を買う頭金を作れる機会となります。
最低でも購入時期までに予算の10パーセント程度は貯められるよう財源貯蓄や定期積金を活用してみてください。
交通網の発達した都市部の場合、職住接近でタイパを最大化するか、沿線の住宅地から通勤するかは、ライフスタイルに合わせて考えてください。自家用車取得は慎重に考え、カーシェアリングやレンタカーを活用し、車両費と駐車場代の圧縮に勤めて下さい。
予算は、生活の質と他の支出に考慮して決めて下さい。
◯持ち家の場合
持ち家を購入する場合、職場や学校、買い物エリアにアクセスしやすい場所を選定します。
住宅ローンは35年で組むことができますが、35年間何事もなく返済するのは、難しいと言わざるをえません。
健康、仕事、介護など不測の事態に備えて、ローン限度額いっぱい借りるのはおすすめできません。
よく言われる可処分所得の30パーセントは、金融機関の審査の際に言われている数字で、実際の返済可能額は多くとも20パーセントがマックスです。
もちろんボーナス返済は破綻のもとなのでやめた方が良いと考えます。
住宅費の圧縮は、いずれにしても、ご自分が払える額を知ることから始まります。
ライフプランをFPに立ててもらうことを強くお勧めします。
🔸食費
食費の圧縮方法は、いろいろな情報が氾濫しており、一概に言うことはできませんが、有効なものを列挙していきます。
◯スーパーに毎日行かない
献立はざっくりと肉料理の日、魚料理の日、鍋料理の日などローテーションを組み、週単位で購入すると予算内で買い物を済ますことができます。この際、買い物前日は、冷蔵庫の掃除日と決めて、食材の残りを使い料理する日にします。
買い出しの日の冷蔵庫は、調味料と緊急時の冷凍食品しかないのが理想です。
◯パントリーに詰め込みすぎない
パントリーがあるご家庭は、消費期限や使用頻度を考え、安いからと大量にストックするのは控えます。
パッとみて在庫量と消費期限がわかる程度に備蓄し、欠品が出そうな時だけ買い足すのをが1番無駄がありません。
◯場合によっては食材配達サービスを活用
家族が少なく、共働きの場合、案外安く済むことがあります。忙しさから、一から献立を考え、調理するより、栄養士が考えたメニューを毎日調理するだけの方が、食材の無駄がでないため、月単位では予算内に収まるご家庭もあります。
◯外食も計画的に
今日は疲れたから外食にしようとなりがちですが、最初からこの日は自炊は無理という日は、スケジュール管理していれば予測できます。その分、買い出しやサービスの配達日を減らせば、生活のQOLを下げずに食費を抑えられます。
◯毎日、毎週できないことはしない
よく冷凍庫を活用し、食材を半調理しストックする節約術を見ますが、継続してやれるでしょうか?
ご自分のライフスタイルから無理な節約術は参考程度にとどめ、継続できることのいいとこどりをしましょう。
次回は、被服費、娯楽費、その他について考察します。
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