感情の成分表‐セルフケア体験談1‐
みなさん、日々のストレスをどうやって解消していますか?
歌う?
喋る?
旅行?
ショッピング?
ストレス発散方法って、五万とありますよね。
私は、ストレスに対して、適切な対処行動(セルフケア)をとることが必須であると考えています。
うつ病の経験を経て、ストレスとセルフケアのマッチング率が低ければ低いほど、ストレスは溜まるし、些細なことがストレスになることを経験しました。
嫌なことがあって、食べ物をご褒美として食べる。
食べ過ぎて、食後過度に眠くなり、何もできずに寝る。
起きたら何もできていないと焦り、不安な朝を迎える。
不安なまま出勤し、うまくいかない。
うまくいかないことが続くから、余計に嫌なことを後回しにする。
結果、嫌なことが何倍にもなって押し寄せてくる。
こんな風にストレスと、セルフケア(対処行動)がマッチしていないと、同じ問題が生じたり、さらに大きくなってやってきます。
だから、必ずマッチング率の高いセルフケアを実施することが必要になります。
嫌なことがあったなら、問題解決をするか、感情を軽くするかの2択。
今回は、感情を軽くする方の解決方法をお伝えします。
方法はものすごくシンプル。
そして、いつでも、どこでも、無料でできます。
それは…
【感情の成分表を作ること】
え?それだけ?って聞こえてきそうですね。笑
ええ、それだけです。
私の事例を挙げて解説していきますね。
・エピソード
自分が担当する仕事の新たな取り組みの内容説明を上司にした。
上司はいつもより早口で、話の間が少なく、目が笑っていない。
こんなことがありました。
私の頭の中は、
『ダメな内容だと思われてるのかな』
『何言ってんだコイツって心の中で思ってるはず』
『きっとOKを貰えない…』
『どうしよう、どうしよう、どうしよう』
『次は何て言われるんだろう』
もう、それはそれは、
頭の中で、小さな私がドタバタと大慌てしていました。
一旦、上司との話を終え、無事に一人になるタイミングがやってきました。
そのタイミングで、手帳の隅に、”感情”を書き出しました。
・怖い
・不安
・焦り
・恥ずかしい
・パニック
※感情と思考は違うのでご注意を。
感情:○○しい、○○感。単語で表現できる。
思考:↑で記載した頭の中のドタバタは全て思考。
文章で表現されている。
その感情を書き出せたら、何パーセントくらい感じているかを出していく。
ここはもう、フィーリング。
↓こんな感じで、己の直感に従って書きます。
・怖い:80%
・不安:75%
・焦り:70%
・恥ずかしい:60%
・パニック:100%
成分表なら全部で100%になるように考えなくちゃいけないんじゃないの?って思いました?
まぁ、それでももちろんOKです。
でも、それだと直感で書けないのがデメリット。
もし、100%の感じで書きたいなら
丸をデカデカと書いて、大きい順から割り振って書く。
それなら直感で書けるのでそれならアリ!
自分の気持ちがざわついているうちに、
さっさと出す!
とにかく出す!
これが重要なので、細かいことは無視してください。
そんな細かいことは、いいんです。
全然、ストレスの解消に影響しないから。
何なら、100%に合わせるように計算し始めるから、足かせになります。
放っておいてください。
感情の成分表を出し終えると、
頭の中をドタバタと走り回っていた小さな私が落ち着いてくれるんです。
何なら、いつのまにかそれぞれの感情に分身して、
落ち着いてお互いに顔を合わせて、
ドンマイと慰めあってくれるような感じ。
怖くて、不安だったのね。
間違ったこと言ったんじゃないかって焦ったし、
知識がないと思われるんじゃないかって恥ずかしくなったのね。
それが一気に押し寄せてきたからパニックになったのね。
そうやって、それぞれの感情が分解できることによって、
何に心が揺さぶられて、パニック状態になったのかが分かりやすくなったんです。
そうすると、漠然と『どうしよう…どうしよう…』となっていたのが、クリアになっていく。
不安や怖さは、相手の機嫌が悪かくて表情や態度から感じたもの。
これは、私がどうにかできることじゃないし、
上司が自分の機嫌を自分で取れなかっただけ。
焦りや恥ずかしさは、
資料を準備したり、他の人の意見を貰って置いたりしたら、
自信や勇気を貰えて70%まで膨れ上がらなくなるかもしれない。
パニックは、
感情が一気に押し寄せてくると、頭真っ白になるから、
今見たいに成分表を作ったり、一人になれる場所に移動したり、
もしくは、安心できる人の写真みたりコンタクトを取ったりすればいい。
こんな風に、どんな感情なのか、どの程度なのかがわかるだけで、ずいぶん効果的なセルフケアを閃くことができる。
結構、シンプルじゃない?
手間ヒマ要らず、タダでできる、タイパ良し!
まずはあなたも一度、お試しあれ。
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