練習試合で得られたもの🉐GOOD.BAD.NEXT
進化向上するためのteam meeting🏀
2024.11.26 火
吉原健作 cocotakusuzuP.P/SKILLS POWER PLANT
本日の議題
日曜日の練習試合での男子TEAMの敗因はどこにあったと選手自身は自覚しているだろうか!
力的にはほぼ合格の対戦相手。
GOOD
サイズ的には相手に1人ビッグマンがいるが、あのぐらいの運動能力のビッグマンであれば、 シュート精度も高くなく、運動能力も高くはない。自チームのインサイド陣の運動量と高さを考えれば、アドバンテージはどちらかと言えばうちの方にあると考えていた。
では、敗因は一体どこにあるんだろう。
前半を折り返す時点までは点差も拮抗したような状態。 こちらがリードする時間帯もあり、流れも悪くなかったが、後半終盤になればなるほど、相手チームの流れで戦っていたように感じる。
BAD
スピードのある双子のガード陣にディフェンスを切り裂かれ、 リバウンドからのトランジションの速攻を多く相手に与えてしまったこと。
パッシングゲームの中から相手のシューターに、いい場所でノーマークでスリーポイントを数本与えてしまったこと。
これらにより点数を相手に逆転され、状況的には プレッシャーのある不利な状況が後半続いていたと思う。
だが我々はもっと拘る、敗因は本当にどこなのか!
流れが相手に傾いていた時間帯、自チームの選手側がタイムアウトを取りたくない心境になっていたことは、こちらから見ていてもわかっていた。
だがタイムアウトを取らずとも、選手自身が コート上で会話をし、重要なところで指示を出し、お互いのコミュニケーションの中でコーチングしし合える事ができれば、打開できる問題もあったと思う。
しかし、問題点をコントロールできない状態のままタイムアウトを取っても、選手自身の頭の中が切り替わり、足りない部分を受け入れ、新たに改善できる部分を補う戦略や考え方や、今の現状を受け止め、理解し、次に切り替え進んでいくような冷静な気持ちがない以上は、タイムアウトを取ろうが、タイムアウトがなくゲームがそのまま進もうが状況が好転することは難しい。
タイムアウトが取れず、苦しいままコート内での選手がゲームをコントロールし、再構築すべき場面など、
要所要所では必ずあるもんだ。
本当の敗因、本当に自分たちのチームに足りなかった部分はどこだろう。
散見されたのは、やはり中間距離での勝負どころのジャンプショット、ペリメーターのツーポイントのシュートなど。
自チームの課題として掲げる、その部分が圧倒的に精度が足りず…
相手チームは楽にノーファルのまま、マイボールにすることができた。不用意でチームの流れを考えないタイミングでのショットを多発してしまった場面があったため、中を固めている相手チームのディフェンスからすれば、簡単に落ちたシュートをリバウンドを取ることができて、楽に速攻につなげることができていた。セットプレーは何度か成功する場面があったが、アウトサイドのシュートが単発で 入り、多少流れを持ってくる場面が時折あった程度だった。
ゲーム内でエースプレイヤーが不調に陥ることは多々ある。
その中で、ボールハンドラーやチームリーダーが、今どんな状況に自分たちのチームが陥っているのか、 今どのプレーヤーに流れがあり、どの場面でどういう意図のプレーを、 どういう展開のバスケットボールを、今は何を最優先に考えてコート上の5人がボールを展開していかないといけないのか!
相手との点数の差、残り時間での攻撃回数だったり、 今自分自身が、自分達チームには何が足りないのか。
オフェンスがうまくいってない要因は何なのか。
土台となるチームディフェンスはできているのか。
1人1人が自分のマークマンの管理や、ゾーンディフェンスであれば、自分の役割をしっかりこなし、足りていない部分をコート上でのメンバー内で補い合えているのか。
誰が集中し、誰が気が抜けているのか。
BAD
「どこに問題があって、どういうふうに改善していかないといけないのか!などをコート上ゲーム中でも考え、話し、伝え続けることができていなかった事」が最大の敗因の原因だろうと思う。
インサイドにアタックした際、審判のコールがならないこと、相手の強いフィジカルディフェンスに対して、うまく攻撃ができないことへのフラストレーションから、レフェリーがファウルを取ってくれないから…、これ以上接触すると自分が怪我をするかもしれない…という頭に切り替わり、消極的なプレーを選んでしまうようになっていたのではないだろうか。
明確に相手との接触を自分から求め、フィジカルが強い中でもゴールを沈めきる精神と力。
ディフェンスの裏をかき、ディフェンスに不利な状況を作って、しっかりファウルをもらった上でも攻撃を続け、効率よくプラスアルファで、バスケットカウントなど、いい状態で明確にファウルがあるような場面を、自分達でで作り出してプレイができていなかったこと。
上手くいかなかった要因はシンプルで明らかだ。
敗因やうまくいかないことを、審判やベンチや、はたまた自チームのチームメイトの勝手な行動の責任にして、 何か改善策を言うまでもなく、問題を軽視し見逃し、負けたことに対しても深く考えず、反省が浅いチームであれば、明確な向上は難しいのかなと見ていて思うところさえあった。
NEXT
チームとしてこれからやっていかないといけないことは、今自分たちに足りない要素を確認し、受け入れて認めること。
そしてそこから、今から目標迄に残っている時間の中で、練習し身につけ、修正し、考え直していけるような部分を明確化して、自分たちのチームにプラスに落とし込むことが必要である。
それには日々の練習の中で、強いプレッシャー、ハードなフィジカルコンタクト、諦めないディフェンス、自分たちがやっているやりやすい形でのシュートフォームや、確率の低い出鱈目なペリメーターのジャンプショットなどではなく、理にかなった効率の良い、正確性がありミスの少ないフォームや、場面に適したフォーメーションなど、それらの方法を身につける必要がある。
その中で、手段や方法などばかりに目を向けるのではなく、自分たちのチームや個人個人の選手の土台になっている「基礎、基本、ファンダメンタル」の部分の向上を常に考え、キャッチングや ボールハンドリングやボールミート、ステップワーク、目線の向き、考え方、 バスケットIQにつながるような部分、土台のレベルの高さを日々向上させていくことが必須事項である。