見出し画像

嗚呼、財政破綻の足音が聞こえる

 保有国債の評価損に繋がるため、日銀は長期金利を抑え込むしかありません。この週末、長期金利に不気味な動きがありました。あくまで見え透いた嘘をつく黒田総裁の発言に私は日本沈没の気配を感じ、薄ら寒いものを感じました。

長期金利、再び日銀「上限」超え 0.255%に
為替・金利(2022年6月16日)


 16日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが0.255%に上昇した。日銀が現行の金融政策で長期金利変動幅の上限とする「0.25%程度」を再び上回った。世界的な金利上昇で日本国債にも売り圧力が強まった。スイス国立銀行(中央銀行)が想定外の大幅利上げを実施し、日銀も大規模な金融緩和を修正するとの思惑が広がった。

日銀、大規模緩和を維持 黒田総裁「急速な円安はマイナス」―長期金利の上限、変更せず
(2022年06月17日)

 日銀は17日、前日に続き金融政策決定会合を開き、長短金利操作を柱とする現在の大規模な金融緩和策の維持を決めた。黒田東彦総裁は会合後の記者会見で「賃金の上昇を伴う形で(2%の)物価目標を安定的・持続的に実現できるよう金融緩和を実施していく」と強調した。急速な円安は経済にマイナスと述べる一方、長期金利の上昇を認める上限の変更は否定した。

円安阻止より景気優先 日銀黒田総裁「利上げは景気下押し圧力に」日銀が大規模緩和継続を決定(2022年6月18日)

 日本銀行は金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の維持を決めました。円安を抑えるよりも景気を優先した形です。
 欧米の中央銀行が相次いで金利の引き上げを発表する中、日銀が円安を食い止めるために金融緩和を修正するかが注目されていましたが、結局、緩和の継続を決定しました。

日銀 黒田東彦総裁
「金利を上げると、あるいは金融引き締めると、さらに景気に下押し圧力を加えることになる」

 黒田総裁は、「コロナ禍から日本経済が回復しつつある中で、利上げをすると、経済が悪化する」などと述べ、緩和の継続が適切だと強調しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?