アーユルヴェーダってどんなもの?
はじめまして!
鍼灸マッサージ師・アーユルヴェーダセラピスト&ライフカウンセラーのくぼいりつこです。
大学卒業後、社会人生活を経て30歳で鍼灸マッサージ師となり、その後アーユルヴェーダに出会い、人生が180度変わりました。
自己紹介はまた今度、別の記事で書こうと思います。
このブログでは一年間スクールに通い、スリランカ人のアーユルヴェーダドクターから教えてもらったアーユルヴェーダの学びを発信していきます。
初回は「アーユルヴェーダってどんなもの?」について説明していきます!
アーユルヴェーダとは?言葉の意味
アーユルヴェーダは、インドやスリランカで5000年以上前から行われている伝統医学です。
「医学」といっても病気の人のためだけにあるわけではなく、健康な人が自分や家族の健康を守るためにも使っています。(このあたりはまた今度詳しく書こうと思います!)
お釈迦様が活躍していた時代が2,500年前頃なので、それよりももっと前から使われてきたんです。現代の私たちにはなかなか想像しづらいですよね。
伝統医学のなかにはアーユルヴェーダの他に中国医学、ユナニ医学があり、それらを東洋医学ということもあります。
アーユルヴェーダという言葉は、生命を意味する「アーユス」と知識や科学を意味する「ヴェーダ」という二つの言葉からできています。
そのため、生命の科学ともいわれます。生き方を教え、人生を楽しむ方法を教えるため「生命の科学」と言われます。
アーユルヴェーダはさまざまな顔を持つ
アーユルヴェーダは伝統医学のほかに、①薬草療法、②自然療法、③ホリスティック医学、④Body,mind&spiritual medicineなどさまざまな面を持っています。
① 薬草療法
アーユルヴェーダで使われる薬は、90%が薬草・ハーブです。残りの10%は鉱物や動物由来のものをつかいます。
ハーブはショウガやコリアンダー、スパイスなどを使います。鉱物は水銀や銀、鉛などで悪性の病気に使われ効能が強い特徴があります。
動物性のものは牛乳やギーなどを使います。
② 自然療法
上の薬草療法と重なる部分も多いですが、アーユルヴェーダは自然療法ともいえます。薬は人工的に精製されたものではなく自然のものを使い、自分の自然治癒力を高める方法のひとつです。
③ ホリスティック医学
ホリスティックとは、全人的という意味です。
現代の医学は消化器系の病気の場合、消化器外科や消化器内科、さらには肝臓・胆嚢胆道・膵臓の専門など、かなり細分化されています。
専門性が高いことはそれだけ高度な治療を受けられるメリットがありますが、その人の気持ちや精神面、生活や生活環境まで考慮することはなかなか難しい面があります。
アーユルヴェーダは身体だけでなく心やその人を取り巻く環境も考慮して様々な方法で治療したり、セルフケアの方法を教えます。
④ Body,mind&spiritual medicine
直訳すると肉体的、精神的、スピリチュアル医学です。
生き方や社会とのかかわり、家族とのかかわりも考慮してその人にあった方法を教えてくれます。スピリチュアルは霊的ともいわれ、通常の治療で治らなかった場合に霊的な治療も使います。この辺りもまた今度!
今日はアーユルヴェーダってどんなもの?について書きました。
お釈迦様が活躍した時代よりもっともっと前から使われ始め、現代にも脈々と受け継がれている素晴らしいアーユルヴェーダをこれからも大切にしていきたいと思います。
次回は、アーユルヴェーダは何に使われているのか?
インドやスリランカで日常的にどんな風に使われているのか、また現代における役割・立ち位置などについてお話ししたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
次回もお楽しみに。