カフェインとダイエットについて
はじめに
都立大学パーソナルジム「TRAINER‘S GYM(トレーナーズジム)」でパーソナルトレーナーをしております【西川 可奈子】がご紹介致します。
カフェインがトレーニングやダイエットに役立つ事をご存知でしょうか?
今回はカフェインの効果についてご紹介いたします!
カフェインの効果とは?
1.集中力を高める覚醒作用
体が疲労を感じると体内でアデノシンという物質が分泌されます。アデノシンが受容体に結合することで、眠気を感じるシステムになっています。
カフェインはアデノシンと構造が似ているため、アデノシン受容体と結合することができます。
カフェインを摂ると眠くなりにくくなる作用はこのようなメカニズムです。
2.脂肪燃焼作用
カフェインを摂るとリパーゼという消化酵素が活発になります。このリパーゼが体脂肪を細かく分解しエネルギー源として使える形に変えるため、脂肪燃焼の作用があると言われています。
3.疲労感を感じにくくする興奮作用
アデノシンと受容体が結合できずに眠気が起こりにくくなるだけではなく、神経を興奮させる作用があります。
過剰に摂取するとめまいや心拍数の増加、興奮、不安感、震えの症状が出ることがあります。
4.老廃物を出す利尿作用
カフェインは植物に含まれている「アルカロイド」という成分の一つです。
腎臓で水分が体内に吸収されるのを妨げる作用があるため、吸収されなかった水分が尿として排泄されるため尿の回数が増えます。
カフェインの摂り方とは?
カフェインを多く含むもの
■コーヒー(60mg/100ml当たり)
■玉露(160mg/100ml当たり)
■紅茶(30mg/100ml当たり)
■煎茶(20mg/100ml当たり)
■ウーロン茶(20mg/100ml当たり)
■エナジードリンクや眠気覚まし飲料(32〜300mg/100ml当たり)
■チョコレート(ダークで80mg/100g当たり)
1日の適正量は、健康な成人で最大400mg/日まで。
また、カフェインの影響の大きい妊婦や授乳中、妊娠を予定している女性は
最大300mg/日までとされています。
トレーニングをする前に最も適した摂取のタイミングは、ワークアウト開始の30〜60分前が良いとされています。
終わりに
集中力が高まることで、トレーニングの質や怪我の防止にも繋がります。
また、脂肪燃焼作用があるためダイエットにも適していることが分かりました。
適正量をきちんと守って、カフェインの力を借りるのも良いですね。