「やったことがない」を意識的に選択する #20
先日、久しぶりにローソンに入店。
会計のためにレジに向かった時、セルフレジと有人レジがありました。
「ローソンのセルフレジって使ったことないなー。」と思いながら、勝手の分かる有人レジの方向に歩を進めたのですが、
不意に、「今、『やったことがないこと』を無意識に避けてない?」との考えが芽生え、方向転換してセルフレジへ行き、会計を済ませたのでした。
日常の小さな一場面でしたが、この出来事で少し感じた事があるので、ここに書き残します。
無意識に「やったことがないこと」を避けてる?
今回の出来事を通して、僕はこれまで、無意識に「やったことがないこと」を避けていたのではないかと、自分自身を振り返りました。
もちろん、僕は普段の生活では、例えば、一度行った美味しい飲食店よりも、行ったことがない飲食店に足を運びたいと思うなど、リピートより新規開拓を好む性格なので、どちらかといえば「新しい経験」を取り入れようと、普段から意識して過ごしています。
ですが、今回のように、まだまだ日常生活の中には、無意識に「やったことがないこと」を避けていることが多くあり、新しい知識や経験を得る機会を逃しているのかもしれないと感じました。
向き合えば、必ず新たな発見が得られる
何でもかんでも「やったことがないこと」ばかりを選択し続けると、それはそれで過剰に精神的な負担がかかり疲弊してしまうと思いますが、自分の生活に「新しい経験」を一定量取り入れるよう意識することが必要だと思います。
そして、新たな経験を積めば、必ず新たな発見を得られると感じます。それが、どれほど些細な経験であったとしてもです。
今回、僕が初めてローソンのセルフレジを利用した場合では、
・操作は難しくないが、バーコードリーダーは結構商品に近づけないと反応しない。
・ポイントカード読込み、支払方法選択などの作業工数が有人レジよりも多く、時間かかりストレスを感じる。
・セルフレジのスペースでは、数点の商品の購入であれば問題ないが、多くの商品を購入する場合は、手狭に感じる。
・体験した結果、ローソンでは有人レジが空いていた場合、僕はセルフレジは使わない。
・大手コンビニでは、ローソンだけセルフレジの設置店舗が多いと感じる。何故か気になる。
など、実際に体験したことで、新たな気づきと疑問が生まれました。そして、これらは全て、僕がやってみなければ語れなかったことです。
一つの物事から得られる新たな発見や疑問というものは、小さな事かもしれませんが、このような体験が積み重なれば、それは将来、新しい物事への順応性や物事を俯瞰して見る力などに、大きな影響を与える気がします。
選択に意識的になろう
今回は些細な事例ですが、「やったことがないこと」を無意識に避け続けていると、未知の体験に取り組むハードルは次第に上がっていってしまうのではないかと感じます。
よく、年齢を重ねるごとに、心理的に新しい物事に挑戦し辛くなると聞くことがありますが、まさに、このような些細な回避の積み重ねが、そのような心理的傾向を作り出しているのではないかと思います。
反対に、「やったことがないこと」と意識的に向き合い続けていくと、未知の経験に取り組む心理的なハードルは次第に下がっていくのではないでしょうか。
物事の大小問わず、「やったことがないこと」に数多く接し、自分で分かる物事の範囲を広げていきたいなと感じました。
大事なことは、自分の選択に意識的になることだと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。