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ジャングルジム

小学生の時、母が買い物中に弟と一緒に子供の遊び場で待っていた時のことだ。

幼稚園生の弟と歳が変わらない子供がたくさん遊んでいて
私は遊んではいけないかな、と気になった。
しかし、張り紙には

「小学生までの子供たちのための遊び場」

私も遊んでいいんだ。
よし、と弟とジャングルジムへ向かった。

私たちの他に弟と同じくらいの子供を連れたおばあさんがベンチに座っていた。
孫は私たちと同じジャングルジムで遊んでいる。
優しそうなおばあちゃんがにこにこしながら私に声をかけてきた。

「ここは中学生ではない、小さなこのための遊び場よ。」

嗜めるような口調で、まるで自分が良識があって正義であると言わんばかりの
笑顔が怖かった。
つまり、私は「デカすぎる」と言いやがったのだ。

はい、そうですね。私は小学校5年生です。

と返したら、おばあちゃんはハッとした顔をして口をつぐんだ。

子供心傷ついた、冬の出来事。

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