人工知能を用いた会話型メンタルヘルスサポートの実証実験
AIによるチャットシステムが話題である。試しに使ってみたが文脈を把握してそれなりの会話を結構してくれる。これは会話型のセラピーに実装すればいいものができるんじゃないかと思い、最新の論文をあたってみる。
この論文ではMYLO(Manage Your Life Online)と呼ばれる人工知能を用いたメンタルヘルスサポート会話アプリの効果について検証している。
内容を示すと
・対象はオーストラリアの青少年7名
・使用時間は一回平均10-15分。
・アプリの使用によって、問題に関する苦痛軽減に大きな効果が、問題解決には中等度の効果があった。
とのこと。
正直、被験者が少ないのと無作為化してないので、なんだかなー、と思う。論文は最新だけでつくられたのは2010年代前半と大分古いし。
Q: とはいえ、この論文の中で取り上げられていた知覚制御理論(Perceptual Control Theory)が気になる。
明日目を通す論文
心理的苦痛、治療の変化、および回復の統合的なメカニズムの説明:知覚制御理論のアプローチ
An integrative mechanistic account of psychological distress, therapeutic change and recovery: The perceptual control theory approach