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性依存症とその回復
依存症というのは多岐にわたりますが、その中の一つに性依存症というものがあります。これは強迫的に性行動に走ってしまう常習的な行動パターンを指しますが、今回取り上げる論文は、この性依存症者の回復過程について考察したものになります。
セックス・アンド・ラブ・アディクト・アノニマスのメンバーにおける強迫的性行動からの回復の経験:質的主題分析
Lived experiences of recovery from compulsive sexual behavior among members of sex and Love Addicts anonymous: A qualitative thematic analysis
この研究では世界各地の性依存症者の自助グループに参加している人14名(男性13名、女性1名)を対象にインタビューを行い、その結果をまとめています。
共通して見られたものとして、
(i)変化のきっかけとしての人生の管理不能、
(ii)深い問題の症状としての依存症、
(iii)回復は単なる禁欲ではない。
(iv) 新しいライフスタイルの維持と自己への取り組みの継続、
(v) 贈り物としての回復
があったことが述べられています。
また半数以上の参加者で恋愛依存症の合併があることも示されています。
Q: 恋愛依存症の治療(回復)は可能なのか?
明日目を通す論文:
激しく、情熱的で、ロマンチックな愛。自然な中毒?ロマンスと薬物乱用を研究する分野は、お互いにどのような情報を提供し合えるのか?
Intense, Passionate, Romantic Love: A Natural Addiction? How the Fields That Investigate Romance and Substance Abuse Can Inform Each Other