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従業員の創造性を発揮させるための4つの方法
創造性というのは子供の頃は盛んに合っておとなになるととたんにしぼんでしまうもののような気がしますが、これを職場でも発揮させるためにはどのようなの方法があるのでしょうか?
今回取り上げる論文は、創造性を職場で発揮させるための方法について論じたものになります。
組織の創造性を刺激する: 好きなことをし、自分のしていることを愛することについて
Motivating creativity in organizations: On doing what you love and loving what you do
創造性は一般的には内発的報酬(何かをすること自体が楽しい状態)で促されること、
社員の創造性は自由と自立がある場面で促されやすいこと、
外発的報酬(創造的な業務に対する金銭的報酬など)も適切な条件であれば内発的報酬と相乗効果を生み出しうること、
具体的には、もともと高い内発的報酬を持つ従業員に、
・創造的なアイデアに対する報酬と評価、
・明確に定義されたプロジェクト全体の目標、
・作業に対する建設的で十分な量のフィードバック
を与えることで内発的報酬も高まりうること、
それに加えて
・優れた業績を評価し、技術者に追加の技術資源を割り当てることを承認すること
も内発的報酬を高めうるとしています。
ただし、こういった外発的報酬が内発的報酬を高めうる仕事のフェイズとしては、初期の開発段階よりも後期のより具体的な施策段階の方が向いていること、
初期の開発段階ではあらゆる種類の外発的報酬を減らしたほうが創造性を発揮させやすいことも述べられています。
またこうした個人やチームの創造性を発揮させることで、職場全体のイノベーションが進められるとも論じられています。
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Q: 企業のカルチャーが創造性に与えることもあるんだろうか?古い企業は創造性が低下するのだろうか?
明日目を通す論文:
組織におけるイノベーションとクリエイティビティ: 最先端の科学的レビュー、前向きな解説、および指針となるフレームワーク
Innovation and creativity in organizations: A state-of-the-science review, prospective commentary, and guiding framework