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心理的受容と仕事のパフォーマンス、精神疾患の関係

メンタルヘルス、仕事の満足度、および仕事のパフォーマンスにおける受容とジョブコントロールの役割

The role of acceptance and job control in mental health, job satisfaction, and work performance.

心理的受容という言葉がある。

これは嫌なことやドキドキすること、逃げたくようなことをあるがままに受け入れるような態度なのだけども、これが最近はやっているらしい。

森田療法で言う仏教的な「あるがまま」が再解釈、再構成されてアクセプタンスアンドコミットメントセラピー(ACT)というものあるのだが、今回取り上げる論文は従業員の受け入れ傾向がメンタルヘルスとパフォーマンスにどのように影響するかについて調べたもの。

結果を述べると受け入れ態度が高いほど、メンタルヘルスも良好でパフォーマンスも高いことが示されている。

なぜそんなことがおこるかというと、状況を否定したり拒否したりすることなく受け入れることで試行錯誤が生じ、

試行錯誤の結果、自分の能力や裁量の範囲で状況とうまく付き合えるようになるからではないかとの解釈がされている。

Q: アクセプタンスアンドコミットメントセラピーは離職率を下げるか?

明日目を通す論文:

ソーシャルワーカーのストレス治療のためのアクセプタンス&コミットメント療法:ランダム化比較試験

Acceptance and commitment therapy for the treatment of stress among social workers: A randomized controlled trial

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