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『善人は影響力を持てない』
「善人は影響力を持てない」
海外ドラマ「グッドワイフ 彼女の評決」
シーズン6-12話より
ガツンと来た。
なるほど。
仮に「謙虚さ」「分け合い・譲り合い精神」等々を
<「善」を測るものさし>とした場合、
実社会では確かに
善を行う本人は「影響力を持てない」場面が
多いのかもしれない。
何故なら(上の意味での)善人は
「我(われ)が我が」の精神では生きておらず
手柄を人に譲ってしまうことも多いだろうから。
(そして誰かにかっさらわれってしまうことも)
だから本人の手柄・功績・善行は、
どうしても人に伝わりにくい面があるように思うのだ。
だけど、これからは違う。
だって、「善人」や「きれいごと」が
こんなに純粋に必要とされ
注目され
チカラになる風潮は
そうそう巡ってこないと思うから。
*
世のあらゆる場所で、人知れず
誰もが目を逸らしてきたこと
逃げてきたことに
真正面から ずっと辛抱強く向き合い続けている方々がいる。
気の遠くなるような長い長い歳月を
理不尽に耐え抜いてきた人たちが。
そういう方々が「善き影響力」を持てるように
私は応援したい。
何のチカラにも
役にも立たないのかもしれないけれど、それでも。
「善人」が報われる時代が来るよう願いながら、淡々と。
正確に言えば、「善人」「悪人」などと
分ける感覚すら必要ない時代が
いつか来るように。
結局は誰の心のうちにも
「善」も「悪」もあるのだから。
同じ「人間同士」なのだから。
*
前出のドラマエピソード。
後半にこんなセリフも登場する。
今は破壊されてしまったものを
「直す時」です
時代の中で壊れてしまった「大切なもの」。
置き去りにされ続けてしまった「何か」を
あるべき姿に直してゆくには
「善き影響力」が必須だと思う。
残念ながら、最も必要な「世の仕組み」を
具体的に構築する頭脳を
私は全く持ち合わせていないのだけれど
しぶとさだけは、昔からの「取り柄」。
そして幸いにして、しがらみのない身。
だからこそできる事が沢山ある。
だからやり続ける。
ひたすらに淡々と。。。
(6月15日 記事を再編集しました)