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「未病を防ぐ7」自身を睡眠不足に追い込んだ不適切な習慣
1.睡眠不足なのに眠くないトリック
私は1週間の睡眠時間(週5日)が10時間のことがありました。今思えばよくやっていたと思います。4時間眠れば「今日はたくさん眠れた」と感じた日々でした。そんな睡眠時間では昼間はさぞ眠かったのではないかと思うでしょうが・・・そんなことはありませんでした。昼間は、朝から様々なスケジュールと消化する仕事に追われ、眠いと感じる時間もありませんでした。だって、私がやらなければ誰もやってくれません。仕事が渋滞するだけで、そして周囲からの評価が厳しくなり、居心地が悪くなるだけですから。
2.睡眠不足の夜はどうだったの?
朝8時、あるいは7時半から猛ダッシュで駆け抜ける仕事は、人がいなくなる20時や21時になると落ち着きます。ここから私の夕食タイム。やることはあるけれどタイムリーでなくていい仕事が残っているという感じです。夕食を食べながら、この後する仕事の優先順位や済ませ方をイメージします。が、もうすでに電池切れ状態の頭です。あまり効率的な発想はなく、優先順位と言っても覚えていることや〆切の順番を思い出す程度。そして夕食後に再び仕事に取り掛かるのですが・・・・・・もうボーとしてます。
気持ちが仕事に集中していない。Aのことを考えていたかと思うと、ふとBのことが気になり、Bについて調べてみたり・・・いやいやCって重要な案件じゃなかったっけと思い出して、焦って手帳を見たり。挙句の果てにちょっと眠いから気分転換に動画でもみようかな~ってクリックした瞬間、動画にくぎ付けになったり。まったく効率の良くない時間を過ごしていました。
3.でも寝てしまうとそもそも仕事が終わらないからと・・・
そんな頭がグダグダな状態でも、「切り上げて寝よう」とは思えませんでした。だって寝てしまうとそれ以降は睡眠しかできなくて、仕事が1mmも進まないで朝を迎える・・・その恐怖!!
そんな恐怖や自己嫌悪感、自己否定感、平たく言うと「仕事ができないダメな自分」のレッテルを他者からと自分から突き付けられる恐怖と不安がありました。
4.そんな視野狭窄
今振り返ればとてつもなく視野狭窄に追い込まれていたと思います。
仕事にかける時間>仕事の効率 こんな公式をもって習慣的な仕事をしていたんだと思います。
今は、効率を上げる発想を持ちえなかった自分をダメ出ししたいです。
視野狭窄が初めからあったわけではなかったけど、余裕のなさが自身を視野狭窄に追い込んだのだと思っています。そして余裕がなぜないのか、どう仕事を整理すればよかったのか・・・自分ばかりが被らなければいけない仕事だったのか等々、仕事を手放す発想、上司と交渉する発想、
そしてどうすれば仕事の効率と質を高めることができるのかと考える発想。
そんなことを考えれるように、俯瞰して自分と周囲を見渡せるようになる必要があったと思います。
忙しくてもいったん立ち止まる、いったん整理する、いったん俯瞰する。
当時の私に教えてあげたい気持ちでいっぱいです。