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実習が終わった後にすべきこと
実習先やインターンシップ、研修でお世話になった方に感謝の気持ちを伝えるお礼状は、社会人としての礼儀やマナーを示す大切な機会です。今回は、薬学生が知っておきたいお礼状の基本や書き方のポイントについて解説します。
お礼状を書くタイミングと形式
お礼状は、できるだけ早く、特に実習やインターン終了後1週間以内に出すのが理想的です。形式は手紙、メールどちらでもかまいませんが、紙に手書きで丁寧に書くと一層気持ちが伝わりやすくなります。
私は、薬局実習が終わるとお礼状を提出する必要があったのですが、次の日に北海道で学会があったため、なんと、北海道からお礼状を提出することにしました(笑)
タイミングは早めに:終了後1週間以内がベスト
手書きかメールか:どちらでもOKだが、手書きはより丁寧な印象
宛名の確認:部署名や肩書を正確に書くことが大切
お礼状の基本構成と例文
お礼状には、いくつかの基本的な要素があります。それぞれのポイントと例文をチェックしてみましょう。
1. 冒頭の挨拶
まずは、相手の忙しさを気遣いながらの挨拶で始めます。
例:「〇〇病院薬剤部の皆様には、大変お忙しい中お世話になりましたことを、心より御礼申し上げます。」
2. 実習や研修内容への具体的なお礼
学んだことや感謝の気持ちを具体的に伝えると、誠実さが増します。
例:「調剤や服薬指導について実地で学ぶ貴重な機会をいただき、深く感謝しております。実習中にいただいたフィードバックは、自身の成長に大きく役立ちました。」
3. 今後への意気込み
学んだことを今後の学びや目標にどう活かすかを伝えると、前向きな印象が残ります。
例:「いただいたアドバイスを胸に、今後もさらに知識を深め、薬剤師としての道を進んでまいります。」
4. 結びの挨拶
再度感謝を示し、今後のご縁を大切にしたいという気持ちを伝えて締めくくります。
例:「今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。改めまして、この度は誠にありがとうございました。」
お礼状を書く際の注意点
最後に、お礼状を書く際に気をつけたいポイントを挙げておきます。
誤字脱字に注意:読み直してから送ることで失礼を避けられます。
シンプルかつ丁寧に:長くなりすぎないように簡潔にまとめる。
手書きなら丁寧に:きれいに書くことで感謝の気持ちが伝わります。
まとめ
お礼状は、薬学生としての礼儀や心遣いを示す大切な機会です。実習や研修での学びに感謝しつつ、これからの道へ意欲を伝えることで、より良い印象を残せます。ぜひ参考にして、お礼状を通して素敵なご縁を築きましょう。