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あれ?手帳持ってないって思ってたけど、ここに持ってたじゃない。
先日、”以前はよく使っていたシステム手帳だが現在は使っていない”ーと書いた。スマホがシステム手帳の代わりになっているからだ。
しかしこんな私にも、スマホ以外のもので、まるでシステム手帳のように書き込んでいるものがごく身近にあったことにふと気がついた。その存在があまりにも身近過ぎて、すっかり身体の一部になってしまっていたのだ。
「卓上カレンダー」である。
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それも取引業者さんが年末この時期に必ず挨拶まわりで置いていってくれる、A5 B6サイズの小さなカレンダーである。とくにこだわりはないが、少なくとも4年間は同じ卓上カレンダーを使っていて、すっかり使い慣れている。何気に記入できるスペースがあり、めくらなくても前後1カ月の極小カレンダーが1枚の中に印刷されていて、とても便利なのだ。
いま見えている月間スケジュールがグリッドデザインになっている方を表面とすると、裏面は一日1行デザインの月間スケジュールリストになっている。
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この1行リストの方は使っていないのだが、ここまで使い切れば、ミニカレンダーというより完全にスケジュール帳である。私がこれを外に持って出ない理由は以下に示すが、いや、持って歩いても気にならない大きさ厚み。便利に使えると思う。
スマホはスマホで今まで通り予定を入力しておく一方で、同じ内容を卓上カレンダーにも書き込んでおく。実はこれ、自分が予定を忘れないためであるのとともに、同じ課の同僚に自分の予定を知らせる目印にもなっている。ただ”忙しいんだよ~助けて~”という自己アピールだけではなくて、私が留守中にも、他の人に私の卓上カレンダーを見てもらえれば、私の行動予定をなんとなく分かっていてもらえて次の行動につなげやすいため。もちろん、比較的長い時間席を外すときはどこに行って何時に戻るのか、予定を大きなホワイトボードにも書いて出かけるのだが、卓上カレンダーには数カ月前~数カ月先の予定が書いて保存されているわけだし、いつもお決まりの目につく場所に置いてあるので、他の人も見やすいのである。
いや、Googleカレンダーとか便利なカレンダー共有機能が昔からあるし、別に卓上カレンダーでなくても…確かに確かに。Googleカレンダーにさえ入れとけばAppleWatchにも通知が来るし、いつでも予定が手元で見られるし…確かに。それでも予定はカレンダーに書いておきたいのだ。筆記用具を使って手で書き込むことによってこそ、スケジュールは記憶として定着するのである。思い出してみてほしい。漢字の書き取りや英語のイディオムをキャンパスノートが真っ黒になるほど何度も何度も書いて書いて憶えていた日のことを。
ともあれ、私にとって卓上カレンダーは、まさしく手帳代わりになっている大切なものの一つで、しかし手帳のように外へ持ち運ばないからこそ、その機能を果たしている。
そうそう、思い出せばシステム手帳の月間スケジュールのページって、こうだったじゃない、これと同じだったじゃない。
この卓上カレンダー、紙質はツルツルした厚手の上質紙なのだが、万年筆、ボールペン、鉛筆、蛍光ペンなど、およそ職場にありそうなあらゆる筆記具での記入にバッチリ対応している。インクをはじいちゃって書けないなどということがないのだ。ただで毎年もらっているものだけど、最近はいろいろなものが経費削減されていく中、いつなくなってもおかしくない挨拶品。しかし2025年版卓上カレンダーも変わらずいただけました。ありがたい。