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♯2掃除のコツ 窓ガラスの汚れがスッキリ
窓ガラスをきれいに拭き上げたのに、雨の日の次には再び極端に白く汚れているーといったことがある。そういう時、網戸を疑ってみる。網戸はきれいに維持されているか?網戸は外からの小虫が室内に侵入するのを防ぎながら、さわやかな風だけは部屋に取り込もうとするものだが、細かい網目に沿って外の埃が蓄積しやすい。そこに雨水が打ちつけることで網目に残っているゴミが再びガラス面を汚してしまうことがあるのだ。
窓ガラスをきれいに維持するために、まずは網戸掃除から。網戸は外して掃除する。屋外で水をザブザブ使える環境なら、ホースの水で網戸サッシごと水で流し、大きめブラシに中性洗剤などで網戸の両面をゴシゴシ洗ってしまう。
それが無理なら、網戸の両面をアルコール除菌シートなどで拭いておきたい。肉眼で見るよりはるかに網戸が汚れているのが分かるだろう。
そしていよいよ窓ガラスの掃除に取りかかる。水に湿らせた新聞紙で、という方法もある。新聞紙の油分を含んだインクがガラスの油膜となじんできれいになる理屈だが、濡れ新聞紙を大量に作った後それらは全部ゴミ出しの日に出さねばならないという負担になるので、別の方法を。
ハッカ油(ミント水)を利用する。ハッカ油は、小さな小瓶で安価にドラッグストアで手に入る。原液は強烈なミント臭である。100均などでも購入できる空き霧吹き容器へ、ハッカ油の原液2〜3滴を落として水で薄め、ジャブジャブ振ったらハッカ水の完成。水と油なので完全に溶け込んだ溶液というわけではないが、これで十分である。
ハッカ水を窓ガラスの全面に広く吹きかけたら乾いた雑巾など布切れで乾拭きする。理想的には一度拭いた後、さらにきれいな布で仕上げ拭きしたい。ハッカ水に含まれる適度な油分が、窓ガラスについた手指の汚れやこびりついた虫、クモの巣などの汚れをきれいにしてくれる。
水拭きだけと比べると、ハッカ水利用の方が拭き跡が残らず格段にきれいに仕上がる印象である。
ハッカ水は網戸に吹きかけてもよい。小虫を寄せ付けないという効果は、どこまで有効か不明だが、そういわれている。もちろん殺虫効果はないので、蚊に吹きかけても効果は期待できない。
あまったハッカ水は、夏場ならお風呂に投入してもよい。メントールの効果で風呂上がりがサッパリする。間違っても真冬には投入しないこと。