![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/151775845/rectangle_large_type_2_3e86d6680602b305647bb035502d0f6e.png?width=1200)
障害者が意見を主張するとワガママと思われる理由
「それはあなたのワガママだよ」
「それはあなたの我慢が足りないよ」
と言われる障害者は、少なくありません。
本当にわがままの場合もあるかもしれませんが、
多くの障害者は言いづらい事を勇気を出して言ったにも関わらず、
寄り添ってくれるどころか、上記の様に言われて突き放されてしまいます。
そこで今回は、障害者が自分の意見を主張するとワガママと思われる理由と、自分の意見を主張したい時は、どうすればいいのかを述べていきます。
※障害者の方には、目を背けたくなる事が書かれています。ちなみに、プロフィール記載の通り、私は障害者です。
理由:①健常者は障害者ではない
![](https://assets.st-note.com/img/1724466635164-wdsCK7eEt1.png)
障害者が自分の意見を主張するとワガママと思われてしまう1番の理由は、健常者は障害者ではないからです。
言い換えるなら、健常者は障害の経験をした事がないからです。
人間は、自分の経験した事しか心の奥底での理解はできません。
「100%の理解でなくてもいいから、理解しようとする姿勢は見せてほしいのだけど・・」と思うかもしれませんが、
その願いも残念ながら叶う事は多くはありません。
何故なら、この世は「健常者=多数派、障害者=少数派」だからです。
つまり、健常者が多数派である以上、少数派の障害者を無理に理解する必要が全くないのです。
理由:②健常者は、障害者を見下している
![](https://assets.st-note.com/img/1724466356561-hvgWKQ0xSK.png)
目を背けたくなるような事実ですが、多くの健常者は障害者を見下しています。(潜在的なものも含めて)
格下に見ている障害者を、理解しようとは思わないどころか、
「おまえら(障害者)が私達(健常者)に従えばいい」とさえ思っています。
健常者にとって、障害者=格下なので、障害者が意見を主張すると、ワガママだと思われるのです。
理由:③「障害を言い訳にするな」と思っている
![](https://assets.st-note.com/img/1724467511734-uiFXSV5JGs.png)
健常者に限った話ではないですが、多くの人間は
「自分も色々我慢しているのだから、おまえらも我慢しろ。自分だけ我慢しなくて良いなんて許さない」と思っています。
その為、障害者が何か主張してくると、
「障害を盾にして意見を言ってきたな、卑怯者めが」
と健常者は強く感じます。
例えば、あなたが障害者雇用として会社に所属していて合理的配慮として短時間勤務が許されている立場だとしましょう。
会社に許可を得ているのですから、あなたは何も悪くはありません。
しかし、一足早く帰るあなたを他の社員は、
「障害を言い訳にして短時間勤務はずるい」と普段から感じています。
その為、あなたが少しでも弱音を吐いたり意見を主張したりするものなら、待ってましたとばかりに
「みんな我慢しているのだから、あなたも我慢しよう」とそれぽっい事を言って、
「障害を言い訳にするな」という普段思っている気持ちをあなたに全力で向けてきます。
障害者が意見を主張する時の注意点
![](https://assets.st-note.com/img/1724466915630-VL8xnwfVdM.png)
今までご紹介してきた通り、障害者が自分の意見を主張し、健常者に理解してもらうのは至難の業です。
その為、他者に理解してもらえるという想いを捨てましょう。
この考えを捨てない限り、あなたは死ぬまで苦しむ事になるでしょう。
1つ注意したいのが、理解されないのなら誰にも何も主張しないと思うかもしれませんが、それは賢明な判断とはいえません。
何故なら、何も主張しないと、それはそれでイエスマンだと思われ、見下されてしまうからです。
ただし、主張する内容と人は、選別しましょう。
(それが難しいのですがね。経験で学んでいくしかありません。)
最後に
![](https://assets.st-note.com/img/1724467028507-ddrOhGXTmO.png)
おそらくですが、障害者の方はこの記事の内容に頷いてくれる事が多いと思う反面、健常者の方は、あまり理解できないのではないかと推測します。
はっきり言いますが、この記事の内容が全く理解できないのであれば、
知らず知らずのうちに障害者に限らず、人を傷つけています。
どんな人にも大切な存在はいるでしょう。
その方を自分の手で傷つけたくないなら、他者の声に耳だけでなく、気持ちも傾けましょう。
それができれば、少しずつ障害者の理解にも繋がっていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。