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一般的な浴室リフォームの流れ

一般的なリフォームは、①解体工事 ②下地調整 ③浴室工事 ④給排水管工事 ⑤仕上げ ⑥美装と進んでいきます。


①解体工事
在来工法でもユニットバスでも、ほとんどのリフォームで最初に行う工程です。先述したように、すべての設備を解体していきます。


②下地調整
解体工事が終わると、今度は希望している浴室に合わせた「下地調整」を行います。このタイミングで、水道管や電気などを図面通りに設置しなければいけません。
なぜこのタイミングで下地調整するのかというと、排水管などはホースのように柔らかく、自由に動くものではないからです。建物が組み上がる前に、図面通りの位置に設置しておかなければ、あとからは思い通りの場所に設置できません。
この作業が、あとに続く工事の「事前準備」にあたります。
水道業者による水道工事は、下地調整の一つです。リフォームするときは「バスタブの位置を変えたい」「洗い場の位置を変えたい」などの希望が出ますが、どう変えるかによって水道 汚水管)の位置が変わります。
そのほかにも、電気業者や空調業者などが、下地調整の工事に入ります。


③浴室工事
下地調整が終わったら、「入浴しているときに目に見える部分(=浴室の内側)」を作っていきます。
このとき、在来工法とユニットバスのどちらの工法でリフォームしても「一
つの浴室を作っていく」ことに変わりありませんが、工事の仕方は変わります。
ユニットバスは、床や天井などのパーツを組み上げるようにして、浴室に設置していきます。
このとき、ユニットバスを組み立てるのは設備業者の仕事です。
一方、在来工法では住宅の躯体に沿って床や壁などを作っていきます。
このとき、壁を作るとしたら、「タイルで仕上げるのか?」「壁は何で塗装するのか?」など、いろいろな仕様があるのです。
その仕様によって、左官業者(建物の壁や床などを塗装する業者)と
タイル業者など、土木系の業者が一緒になって仕上げるのが一般的です。


④給排水管工事
浴室の内側を作り終えたら、浴室で水道を使えるように、水道業者が「蛇口の設置」などの「給排水管工事」をしていきます。
このとき、水道業者だけではなく電気業者と空調業者が工事に入ります。例えば電気業者は、新しく設置された照明があったときはその近くに電気配線を引かなければいけません。
また、換気扇を「浴室乾燥換気システム」にリフォームしたのであれば、今までとは違う、新しい電気を取り付ける必要があります。
さらにダクトを付ける必要がありますが、ここは空調業者の出番です。
工事内容によっては壁を壊して、外に排気しなければいけません。
空調業者は壁を壊すなどの作業を行い、換気などの「空調システム」を整備していきます。


⑤仕上げ
浴室を作ったら、次は「仕上げ」に取り掛かります。
このとき、ユニットバスの場合は仕上げ材(直接目に触れる部分の表面を覆う材料のこと)が付いたパーツを組み立てているだけなので、「壁紙」などで表面を塗装する仕上げは行いません。
コーキング(浴槽周囲の隙間を、目地材などで充填すること)などで、気
密性や防水性を高める処理を行います。
その次は、大工が担当する浴室のドアの取り付け作業です。
そもそも、浴室のアルミ素材のドアを取り付けるためには「枠」が必要です。ただ、ドアのリフォームは脱衣所と関係しています。脱衣所のクロスをリフォームしたい人もいますから、脱衣所側の枠との干渉を考えながら、工事を調整していきます。


⑥美装
最後に「美装」と呼ばれるハウスクリーニングを行います。
リフォームを終えても、浴室にはホコリなどが大量に発生しています。
そのため、そのままでは美しい浴室になっていません。
そこで、最後に清掃作業を行って、キレイに清掃された浴室にするのです。


このように、あらゆる業者が工事に入って浴室を作り上げていくのです。

小林誠司 紹介VTR
(TV番組「密着ドキュメンタリー分岐点」より)


理想化研 サービス紹介VTR
(TV番組「密着ドキュメンタリー分岐点」より)


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