【コラム】某有名ホテルのワンフロア改装
私の会社に浴室リフォームを依頼してくださる方のなかには、都内有数の高級ホテルもあります。国内外の著名人によく利用される某ホテルもその一つです。
某ホテルから受けた依頼のなかには、「ご高齢の方の浴室問題」を解決するためのリフォームがありました。
一泊で何十万円もの部屋を提供しているそのホテルでは、一つの浴室をリフォームするだけでも1000万円ほどのリフォーム費用がかかります。
そのため、ワンフロアをすべてリフォームするとなれば、浴室だけでも数億円とかかるわけです。
あるとき、「某ホテルの60室以上の浴室」を、「大手住宅設備機器メーカーが設計した浴室」へとリフォームすることになりました。
その結果、モザイク調のタイルなどを使った、高級感溢れるバスフロアに仕上がったそうです。
ところが水はけが悪いタイルだったのか、そのバスフロアの上で、ご高齢の方が滑って怪我をしてしまいました。
安全性を何よりも大切にしているホテルですから、そのたった一回の事故でも大問題になります。
そのため、安全の保証ができるまで、宿泊する方に部屋を貸し出すことが
できません。
そこで、ワンフロアすべての浴室を、安全性の高い浴室にリフォームし直
すことにしたそうです。
そのとき、某ホテルから「滑らないバスフロアを作りたい」と私のところに依頼がきました。
その期待に応えるために「ノンスリップ加工」という施工をすることで、安全が確保できる浴室を作りあげました。
安全な浴室を作ることは、企業ブランドを守ることにもつながるのです。
小林誠司 紹介VTR
(TV番組「密着ドキュメンタリー分岐点」より)