詩: 季節外れ

こもっていた場所から這い出でて
やっとの思いで外に出る。

俺の声を聞いてくれ
俺の叫びを聞いてくれ

仲間はどこだ。俺はここだ。
仲間はどこだ。俺はここだ。

面白がって無邪気に近づくあいつ。
遠慮なんかありはしない。だって他人だから。
絶対に勝てるから。

聞かれたくない奴に限って聞いている。
届けたい声はお前じゃない。
抵抗しても面白がっている。

俺の声を聞いてくれ
俺の叫びを聞いてくれ

仲間はどこだ。俺はここだ。
仲間はどこだ。俺はここだ。

時間ばかりが経過して、手足を伸ばし
そっと空を見る。

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