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収入のための資格なら産業カウンセラーよりキャリアコンサルタントをお勧めするもっともな理由

私は産業カウンセラーの資格保持者です。
くどいようですが「カウンセラー」ではなく「資格保持者」に過ぎません。
私のような「試験には合格したけれど結局お蔵入り」になっている人は相当数いるようですが、実際の数は把握が難しいのだとか。

産業カウンセリングの講座は8割以上がロールプレイングでした。

いまの社会情勢を考えると、キャリアコンサルタントの需要は産業カウンセラーを大きく上回っていると言えます。
なぜキャリアコンサルタントが選ばれるのでしょうか?
令和の時代になって6年。終身雇用が崩壊し、働き方改革が行われ、個人の労働についての捉え方はどんどん多様化しています。
そのためZ世代をはじめとする誰もが自分のキャリアについて真剣に考えるようになりました。
雇用する企業側でも、従業員の能力開発やキャリアパス設計に力を入れるようになり、キャリアコンサルタントの需要はますます高まっています。
キャリアコンサルタントは国家資格であり、その専門性と信頼性は、産業カウンセラーを凌駕しているというのが現状なのです。

コロナ禍以来、人間同士で語り合う機会が減っている

とはいえ産業カウンセラーの技術が全く役に立たないわけではありません。「傾聴」の技術にたけており、クライアントに寄り添いながら気付きを促して問題解決に導くというのが産業カウンセラーですから、キャリア相談の中で、クライアントの心の状態を理解し、心のサポートが出来るので、より深いレベルでの支援が可能になります。

数年前、厚労省の施策で「ジョブカード制度」を普及するためにキャリアコンサルタントをハローワークに常駐させるという事業の求人に応募したことがありました。

しかしキャリコンを持っていなかった私は、電話受付とキャリコンの先生方の事務方に回されました。
雇ってもらっただけ良かったのかもしれませんが、明らかにそこには賃金も含めた格差が生じていたのです。

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