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過去の自分を振り返る

家の片付けをしていると子どもの頃の作文や文集が出てきます。片付けの最中なのに、気になってひとつずつ読み始めてしまう始末。

私ってどんな子どもだったんだろう🤔

読み始めてみると、そこには私のワクワクした気持ちが溢れていた。それと同時に、我慢していた気持ちも見えてきた。

自己理解するのために昔の自分を思い出そうとしても、なかなか思い出せない私にとって、過去の作文はとっても参考になる。

小学生の自分なら、取り繕ったりせず本心の言葉を綴っているから。

今回はキーボードを買ってもらった話。

タイトル【キーボードを買った】
 その日、私はとてもワクワクしていました。キーボードを買って貰える日だったからです。私の兄がラジコンを買ってもらい「私にも何か買って」と言ったら「いいよ。」と言ったので何を買ってもらおうかなと考え、前から欲しかったキーボードにしました。
  さっそく車で買いに行きました。車の中ではもうどうなのがいいか考えていました。台が付いてるの、いろんな音が出るのと。店に着いてキーボードの売っている所へ行きました。そこには、キーボードがたくさん置いてありました。私は「どれにしようかな。」「私が車の中で考えたやつあるかな。」と思っていました。そしたら、お父さんが「安いのね。」と言ったからもう1つ条件が付いてしまいました。
 そしてずっと迷ってやっと決めました。そしたら売り場にいたお姉さんが「40番はピアノの音が出るよ。」といっておしえてくれました。だから40番を押してみるとほんとにピアノの音が出てました。そしてそのキーボードを買って家に帰りました。届くのがまだまだだから残念です。家に着いて色々なことを思い出し考えました。
 幼稚園のときにだいたいの人は、ピアノを弾かしてもらってた。私も弾いてみたい、でも何にも弾けない。だからみんなのを聞いているだけだったからキーボードを買って貰えるからとてもうれしかった。「早く届かないかな」「早く弾きたいな」と考えていました。届いたらさっそく始めようと考えています。
 何日か経って、学校から帰ってきたらキーボードが届いていました。私は、とってもとってもうれしかったです。台があるので兄に手伝ってもらい組み立てました。そしてキーボードを取り付けて早速 弾きます。弾くことだけだけど、なんだかわくわくしてきます。キーボードが届いたから色んなやつを弾けるようにしたいです。
 

子どものころからピアノに興味があった。けれどもキーボードを買ってもらうのが精一杯。

ずっと迷って決めるなんて、今の私と変わらない慎重派😅

そしてこの作文で一番の気付きは、

こんなにうれしかったのか✨

キーボードは大人になっても大事に持っており、自分で電子ピアノを買うのと同時に処分しました。やっぱりピアノをやりたくて、大人になって習い始めたんです。今はちょっとお休みしていますが、音楽、ピアノ、楽器、演奏、自分の『好き』を再認識。

それと同時に、子どもの頃から周りと比較して『今からピアノを習うのはもう遅い』と思い込み、自分の『やりたい』を封じ込めてしまったこと。

ようやく言えた言葉が「キーボード買ってほしい」、しかも兄のついでに。

今なら言える、遅くないのに…

私は子供がいないから、子育てには活かせない。
ただ、世の子どもたちには、自分の『やりたい』を封じ込めないで欲しいと願う。

大人にも言える。

今が一番若い。未練が残らないようにやりたいことやろう。


【ここからは余談】
小学校の先生って大変ですね・・・
文章がひらがなだらけで読みにくい。それなのに、誤字脱字を訂正して、一言コメントまで添えてくれて、◯◯先生、ありがとうございました。
下に載せたのは原文です。
 

タイトル【キーボードを買った】 
その日わたしはとてもわくわくしていました。キーボードを買ってもらえる日だったからです。わたしの兄がラジコンをかってもらい「わたしにもなにかかって」といったら「いいよ。」といったのでなにをかってもらおうかなと考え まえからほしかったキーボードにしました。  さっそく車でかいにいきました。車の中ではもうどうなのがいいか考えていました。台がついているの、いろんな音がでるのと。店についてキーボードの売っているところへいきました。そこには、キーボードがたくさんおいてありました。わたしは「どれにしようかな。」「わたしが車の中で考えたやつあるかな。」と思っていました。そしたら、お父さんが「安いのね。」といったからもう1つじょうけんがついてしまいました。そしてずっとまよってやっときめました。そしたら売り場にいたお姉さんが「40番はピアノの音が出るよ。」といっておしえてくれました。だから40番をおしてみるとほんとにピアノの音がでてきました。そしてそのキーボードをかって家に帰りました。とどくのがまだまだだから残念です。家についていろいろなことを思い出し考えました。ようちえんのときにだいたいの人は、ピアノをひかしてもらってた。わたしもひいてみたいでもなんにもひけない。だからみんなのをきいているだけだったからキーボードをかってもらえるからとてもうれしかった。「はやくとどかないかな」「はやくひきたいな」と考えていました。とどいたらさっそくはじめようと考えています。 何日かたって、学校からかえってきたらキーボードがとどいていました。わたしは、とってもとってもうれしかったです。台があるので兄にてつだってもらいくみたてました。そしてキーボードをとりつけてさっそくひきます。ひくことだけだけど、なんだかわくわくしてきます。キーボードがとどいたからいろんなやつをひけるようにしたいです。 


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