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病院の裏側と医療の真実
本日は病院にまつわるお話しを進めていきます。
念のために検査しておきましょう
口癖のように検査検査と言う医師がいる。
この医師は本当に自分のために言ってくれているのだろうか?
ここに疑問を持ったことありませんか?
ある院長はこう言っています。
検査をすればするほど病院に入る診療報酬が増えるので、それ目的で検査を進める医師がいるのは事実と明かしています。
もう一つ、医者が念のための検査を進める理由があります。
医療過誤を指摘されないためのリスクヘッジです。ある院長はこう続けます
あの時検査をしなかったから、こんなことになったと患者に言われ、訴えられでもしたらと言う気持ちを持つ。医者がいるのも事実、そのリスクを避けるために意味がないと分かりながら、念のための検査を患者に進めるケースはよく聞きます。
私たち患者にとって、無駄な検査を見抜く力、これを身に付けることが必要だと指摘しています
例えば、腰痛の検査です
腰痛の原因は様々です。医者はCt検査やMRI検査を進めてきます。しかし近年、無駄な医療を見直す。国際的な動きの中で症状が深刻である。痛みを感じてから6週間以上経過しているなどの一定条件を満たしていなければ、画像検査をしてもメリットは無いと言う見方が広がっています。
こうした情報を事前に収集して、意味のない検査効果のない検査を避けることが大切です
ある医師はこう言っています。
疑問に思った事は医者に確認してみるべき。
勧められた検査を片っ端から断る必要はないと思いますが、念のために検査をと言われたら「念のためだったら受けなくてもよろしいのでしょうか」と聞いてみるのも良いでしょうといいます。
信頼できる医師の場合は、「まぁ念のためだから嫌ならやらなくていいですよ」と答えてくれるかもしれません。
念のために検査しましょうは、患者のためそれとも病院のためそれを見抜く力が必要だといいます。
念のために検査しましょうと同じくらい医者の口からよく聞かれるのが1年後に再検査しましょうと言うセリフです
確かに、ある種のがんの検診などは1年ごとに受けた方が発見される確率は高まります。しかし、受けた方が良い1年後の再検査がある一方で、それは定期的に見る意味があるのかと言う再検査もあります。
ある院長はこう説明します。
最近では胸部レントゲン検査を毎年受けるのは意味がないと言われるようになっています。
レントゲンは放射線料が多いので、発癌のリスクがあるのではないかと言う指摘もあります。
バリウム検査も医者は頻繁には受けません。人間ドックの定番で患者さんも疑問を持たずに定期的に受けていると思いますが、実は早期がんの発見率はあまり高くありません。
その反面、被曝量も多いし、便秘にもなりやすい検査の結果、何の異変もない場合、半年後1年後の検査を進めることには慎重になるべきだと思います
またある者はこう言います。
毎月のように病院に患者を呼んでコレステロール値を測定する。医師として個人的には疑問を覚えます。
コレステロールなんて数値が大きく変わるわけでもないですし、細かい管理をするものではない患者に完璧な体調管理を求める医者が無駄な再検査を進めることもある。
こういった。無意味な再検査から身を守るためには、医者にその検査の意味を尋ねることが重要です。
医者に勧められるまま検査を受けるのではなく、何のために検査を受ける必要があるのかを尋ねて、患者自身が検査の理由と必要性に納得してから受けることが大切です。
こう話しています。要は体調悪くもないのに必要のない検査をしょっちゅう受けたところで、健康になるわけではなく、医者の懐を肥やすだけと言うことです
ある医師は薬について話しています
この患者に薬を出すべきか出さざるべきか診察終えると。医者にはこんな葛藤が生まれることが多々あるといいます。
患者側はもらった方が安心だから薬が欲しいと求めがちです。だったら出してしまおう患者の要求に応じてそう考える医師は少なくないといいます。
それでも患者の為を思うならば、医者は無駄な薬を出すべきではありません。日本老年医学会が薬はなるべく5種類までにしたほうが良いと言う減薬の勧めを解いています
これは高齢者の場合、6種類以上の薬を飲むと体力が落ちたり、心臓疾患になる確率が高くなったりと健康リスクが上がると言う証拠があるからです
患者のことを本当に考える。医者はむやみやたらには薬を出さないと話します。
ある医師はこう言っています。
不調の原因が明らかに老化によるものだと診断した場合、その患者に薬は出しません。高齢になると睡眠時間が短くなります。
それを心配して病院に来る人がいますが、生理的な現象や生活習慣の乱れによって起こる症状の場合、すぐに薬で解決しようとしてはいけません。
薬で解決しようとすると薬がないと眠れなくなるといったように変調をきたすことになります。
睡眠に限らず、今はほとんどの病気が生活習慣と言われていますから、生活習慣を改善することが1番大事なのです。
国会では絶えず増税の議論が繰り返されています。
なぜ増税が必要かと言うと、社会保障費に当てる必要があるからです者が患者に出す薬の量を減らせば増税しなくてもいいんじゃないことさえ思います。
こうある医者は話しています。
本当に良い医者とは、患者のことも、そして社会のことも考える医者ではないでしょうか
そしてもう一つ医者はわからなくてもわからないとは言わないと言うことです
人体には謎が多く、現代医学でもわからないことだらけ、それでも医者の中にはわからないと言えない人が不特定多数います。ある開業医の医師は、こんな胸の内を吐露しています。
本当はわからないことはわかりませんと言うべきなんですが、あそこの医者はダメだと言う評判が広がるのが怖い。
昔から学校の成績も良かったのでわかりませんと言うことに抵抗があるんです。
ある医師はこう言います。
自信のない医者ほどわからないと言いたがらないと指摘します。
自分が見てきた経験から言うと、腕に自信のない子ほど患者から聞かれたことに対して何かをこじつけて返そうとする。
私はわからない事はわからないと言います。胸が痛いと訴えてきた患者さんに調べた結果、ここまでは原因がわかったけど、ここから先はわからないと率直に伝えます。
もし何でも答える医者に出会ったなら、少し疑った方が良いかもしれません。
当然、患者側にも医師の素質を見抜く姿勢が求められるということです。
これもある医師の話です。
日本人というのは医者をありがたがる気持ちが強い。こんな症状に苦しんでいましてと言って、それにはこの薬が効きますよと言われれば正しいと思ってしまう。
でもそれ自体がおかしい。良い医者とは患者の相談に向き合いわからないことにはわからないと伝え、正確な情報を持っている。
医師や病院を紹介してくれる医師のことを言うのではないでしょうか。
わからないと言えば、患者が不安になるからと何でも答えてしまう医師もいます。
しかしそれは誤診につながる可能性もあります。
そういう医師に出会ったら見切りをつけて「原因はわからないんだけど、一緒に直す方法を探しましょう」と言ってくれる。医師を見つけるべきです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたはどのような感想をおもちでしょうか?
ある医師という表現にしていますが全て実名入りで出でいる書籍から抜粋しました。
上記を参考にしていただけると嬉しいです♪
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