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【生きる=信じる】

「生きる」ということは、「信じる」ということです。
私たちは、信じなければ生きてはいけない存在なのです。

たとえば、風邪をひいて病院へ行った。病院で診察を受け、医者から薬を処方してもらった。その医者から処方された薬を飲んだ。
医者から薬をもらったとき、「この薬の中に、ひょっとしたら毒が入っているかもしれないから、飲む前に、成分を検査してから飲もう」という人はありません。医者が診察して処方した薬だから、めったなことはないだろう、と、医者を「信じて」薬を飲むのです。

また、床屋でカミソリでヒゲをそってもらった。それがとても気持ちよく、ウトウトして眠ってしまった。
これは、理容師だから、カミソリで寝首を掻き切られることはないにきまってる、とカンカンに「信じて」いるから、眠ることができるのです。

なので、すべての人は何かを信じなければ生きてはいけないのです。
しかし、悲しいことに、やがて、その信じているものから裏切られるのです。
すべての人は、必ず裏切られるものを信じ、裏切られ、苦しんでいるのだと仏教では教えられます。

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