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イカ寄せの浜でイカを食べる〜いま、島根にいます


海辺にイカが吊るされている。島根県の美保関(みほのせき)。島根は東西にめちゃめちゃ長い県ですが、美保関はいちばん東にあります。美保関には、えびす様の総本宮である美保神社があります。写真のイカは、美保神社の前の港に吊るされていたもの。「烏賊の味忘れで帰る美保の関」と俳人・高浜虚子も詠んだほど、美保関はイカで有名らしいです。虚子はイカを食べるのを忘れて帰ったのでしょうか?

港は静かで、鳥さんがゆらりと水面に浮かんでいます。でも、ここはイカ寄せの浜ではありません。イカは食べていません(笑)。美保関からは隠岐諸島に行く船が出ています。隠岐諸島は、島前と島後に分かれ、4つの島があります。この中の西ノ島に向かいました。

左下の赤いのが西ノ島

フェリーに乗ること2時間半。島が見えてきました。お天気が少し心配。

港に降りたら自転車を借りて、さっそくイカ寄せの浜に向かいます。

こちらがイカ寄せの浜。近くに由良比女神社があります。昔、由良比女が海に手を差し出したところ、イカが噛みついたそうで、そのお詫びにイカがこの浜に寄るそうになったようです。神社の案内板を見ると、昭和43年11月30日の夜にイカが来て、1万6000匹獲ったと書かれています。お姫さまのもとに集まるイカの様子を想像して微笑ましくなりました。お昼は、近くの「にしわき鮮魚店」へ。魚屋屋さんのとなりにオープンテラスがあり、ここでご飯が食べられます。さっそくイカを塩辛で食べました。由良のイカかどうか定かではありませんが美味しいです。他に、あわびご飯やお刺身をいただきました。

ご飯を食べた後は、257mの大絶壁「摩天崖」を目指します。電動自転車なので坂道も意外とラクチンでした。眺めが美しい。

「摩天崖」には牛さんやお馬さんが放牧されています。帰りがけは、島の裏の道を下ったのですが、牛がふつーに歩いていました。のんきですね。隠岐ノ島で夜ご飯を食べたのですが、隠岐牛のステーキが7000円と書いてありました。この牛が7000円のステーキになるのかな?

港に戻り、船に乗って、次は隠岐ノ島に向かいます。

隠岐ノ島に着いたのは夜。晩ご飯を食べに出かけます。海の幸をいただきました。当然、隠岐牛のステーキは食べませんでした(笑)。

翌日、船で帰ります。帰りは、境港に着きました。ここから鬼太郎電車で米子に向かいます。電車の中に鬼太郎ファミリーがいっぱいいました。

境港

まっすぐ米子まで電車に乗っていようと思ったのですが、おなかがすいたので、和田浜という駅で降りて「大吉」というお蕎麦屋さんに立ち寄りました。住宅地の中にポツンとあって、ふつーの家みたいなお店です。島根といえば割子そば。もちろん注文しました。

蕎麦の他に、出し巻き玉子とエビのにぎり寿司を頼んだのですが、どれもめちゃ美味しいです。お店は駅から少し離れていて、分かりにくいところにあって、穴場的なお店です。和田浜駅で降りて良かった。

米子まで出て、夜、サンライズ号で帰りました。おわり

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