【生きづらさを感じる】7:娘を手放しました
・崩壊へのカウントダウン
担任の先生の「殴ってこいや」発言と娘の噛みつき事件があって以降、
私、妻、そして娘と3人で幾度となく話し合いを続けました。
「学校の先生と近い距離で長時間話し、
凄まれた時は怖かった気持ちはわかる」
でも、暴力は絶対にしてはいけない。」
しかし、娘の心はどんどん離れていき、
彼女の行動はさらに過激な方向へ。
癇癪を起こした際は、殴る蹴るを繰り返す。
「もう死んでやる」や「お父さんもお母さんもいなくなれ」と暴言。さらには家出を繰り返し、姿を確認するとキッズ携帯で110番通報を繰り返す…など。
今となって振り返ると、皆が皆、限界を迎えていました。
・別れを選択した両親
そしてあの日…
これは後になって妻から聞いた話です。
娘と妻は家から車で10分ほど離れたスーパーに買い出しへ。娘は財布とキッズ携帯を持たせていたとのことでした。娘にとっては、どうしても買いたい飲み物があったらしいです。
「買い物の順番があるから後から買いに行こう!」
たわいのない会話ですが、この一言が娘の逆鱗に触れたようです。
「いやだ〜お母さんの嘘つき」
まるで2〜3歳児の如く食料品売り場で暴れる娘。
売り場の商品を蹴り上げ、母親を殴り続けたようです。
その際、商品が破損することはなく、妻が商品を陳列し直した瞬間に…娘はその場を逃走。最寄り駅へと全力で走って行ったとのことです。
駅へ向かうということは、電車に乗ってしまうこと。そうなると、行方を掴むのは非常に困難になるので、妻が咄嗟に娘から小銭の入った財布を取り上げたそうです。
一方、逃走を企てた娘は改札を強行突破。
「お母さんに財布を取られた」
駅のトイレの個室に立て篭もり、自らの携帯で110番緊急通報したのち、警察に保護されました。
これまで娘は2度ほど児童相談所で一時預かりを経験しています。
・都合が悪くなればいつでも味方してくれる場所。
・飽きたら「家に帰りたい」って言えば迎えにきてくれる。
この頃の娘は家や学校で都合が悪くなると、「家出して相談所に泊まるもん」が口癖のようでした。
そこで、一連の騒動が終わった後、「娘を迎えに行かない」という決断を下しました。
相談所は決してそのような場所ではない。
命の危機がある子供達を守ってくれる場所である。
娘にとっては厳しい選択をさせたと思いますが、
親である私たちも限界でした。
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