アコーディオン取扱い上の注意② 運搬のこと
アコーディオンは、1台の中に細かいパーツがたくさん組み込まれております。運搬する際の振動、運ぶ向きには注意が必要です。
アコーディオンの中身はとっても複雑!
アコーディオンのベース部分は大変複雑な作りになっておりまして、輸送中の僅かな振動、その時の上下方向によってはベースのパーツがズレてしまいます。
1個ズレると、他の部分も連動して落ちてしまうので写真のような状態になってしまい、とてもやっかいです。直すのにも時間がかかります。
発送する際の注意事項
宅配便で楽器を送る際の手順
・ソフトケースあるいはハードケースに楽器を入れる。
・さらに段ボールに入れる。
・楽器ケースの内部、そして段ボールとケースの間も、できるだけすき間ができないようスペースに応じて緩衝材をしきつめる。
・上下の向きに気を付けて梱包し、上部に天地無用シールのステッカーを貼る。
できたら配送の方にも、重量のある精密機械(楽器)ですと伝えておくと良いかと思います。
車のトランクも注意
演奏前の会場までの運搬にも注意が必要です。車でアコーディオンを運ぶという方でトランクの構造上、胸当て側を下にして置いてはいませんか?
演奏会当日、会場に着いていざ演奏しようと思ったら「今日は左手ボタンが陥没して使えません!」ということにならないよう、運搬時の上下向きや振動、落下事故にはご注意ください。
発送時の輸送事故はゼロにすることはなかなか難しいです。しかし、出来る限りの対策をしておくことで、事故に遭う確率を下げる助けになると思います。是非参考にしてみてください。
では、また!
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