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エキセルシァーの型番について~300番台と400番台の違い

エキセルシァーの型番は940や311など、3ケタ(あるいは4ケタ)の数字で振り分けられています。だいたい100番ごとに楽器のスペックが決まっています。

パンフレットや現存する機種を手がかりに、わかったことを少しずつ記録に残していきたいと思います。

EXCELSIOR 315とEXCELSIOR 415の比較

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EXCELSIOR 315(黒い方)とEXCELSIOR 415(白い方)のように、鍵盤数やリード数などに違いはないのに値段が異なるという機種が存在します。(同じ41鍵120ベースMMML4枚リード。スイッチ数も同じ。)これはどういった点が違うのでしょうか? ちなみにボディの色はどちらも白黒両方存在します。

これは、使われている素材や中身の構造の面で、415よりも315の方が全体的にクオリティが高いものとなっています。

具体的には、

・鍵盤は315がパールシェル素材に対し、415はプラスチック素材
・鍵盤の組み方は、315が鉄芯を通して鍵盤全体を支える造りに対して、415は鍵盤ひとつひとつにバネが付いている造り
→315は鍵盤ごとにバラつきが生じにくく、安定した弾き心地になります。
→415はバネの個体差や劣化によって、バラつきや弾き心地に差が出るなどの症状が生まれやすいです。

こういった理由から、415よりも315の方が値段は高額になっているかと思われます。(現行品は315で、415は現在廃番になっています。) 一の位や十の位の数字が微妙に違うものがあるのは、廃番になって別の番号が割り当てられた機種です。(例:415→417)


エキセルシァーは昭和時代のアコーディオン愛好家の多くが所有していたブランドで、当時は谷口楽器も色々なスペックのものを日本からオーダーしていたそうです。時は流れ今はもう廃番になってしまった型番もたくさんあります。

他の型番については、また別のnoteで記事にしていきたいと思っています。

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