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出生数、初の70万人割れに二児の母が思うこと
普段、我が家のテレビは永遠にNHKの教育番組かアンパンマンかパウパトロールの3択なので、ニュースを見ることはまずない。
けれども、先日の「出生数が初めて70万人を割れる見込み」というニュースは強烈なインパクトを保ったまま私の元まで届いた。
第一子ちゃんを産んだ2021年は過去最低の81万人と報道されていたはず。
3年たらずで10万人も子どもが減ってしまった。
これは、もっと大々的に取り上げて、いかに少子化がやばい状態なのかを報道した方がいい気がしている。ちなみに亡くなった人は出生数の倍以上はいる。
ニュースの詳細はさらっと流し読みした程度だけど、ここ数年で子どもが増える理由はないよなと思う。同時に岸田首相が言ってた「異次元の少子化対策」はどこに行ってしまったのだろうか。効果もなく消えて行った政策なのか。
私の周りでも、経済的な理由で2人目が欲しいけど足踏みをしている友人がいるし、なんなら結婚したけど子どもを持つことにリスクしか感じなくて子どもは欲しいけどって言っていた友人もいる。
私自身も3人目は欲しいけど経済的に怖いという気持ちが先行してしまっている。
子どもは欲しいけど、今の日本に将来性がちっとも感じられないのは、今の子育て世代の現状なんじゃないかな。
子どもを1人育てるのに2000万円かかるとセンセーショナルに報道され、それに対して児童手当はいつ廃止されるかわからない恐怖が付きまとう。児童手当がスタートして、高所得世帯への手当がなくなったり、また再開したりしているもの。不安でしかない。それは拠り所にできない。
出産一時金が上がったって、出産費用も上がるんだから、全然子育て世代へのバックはないし。
給与額は最低賃金が上がったことで薄っすら上がっているけれども、それ以上にどんどん税金は上がっていく。生活が良くなった気はちっともしなくて。
専業主婦になって子どもの成長を傍で見るという選択肢は、ここ数年で贅沢な高級品になってしまったように感じている。
この現状に、そこらへんの二児の母である私が
「こうすればいい」
なんて言えないけど、子どもが欲しいと思っている世帯が子どもを安心して迎えられる世の中になるだけで、少し現状は変わっていくのではないかなと思ってはいる。
結婚したけど、2人で働いて老後の資金を稼ぐのが精一杯で子どもは欲しいけど難しいという家族。
子どもは1人いるけど、経済的に2人目は厳しいと考えている家族。
子どもは3人、4人とたくさん欲しい考えているけど、そうすると家を買えない。老後の資金が枯渇するという家族。
背景にあるのは、むっくむくに膨れ上がった「不安」だ。
世の中の偉い人たち、裏金とかしてないで、日本の現状に向き合ってほしいなと思う。
ちなみに、我が家は、新築戸建ての家(この辺だと4000万円以上)はいらないから、3人目が欲しいという考え。
でも、賃貸でも持ち家でもトータルだとかかる値段はそんなに変わらない。これから空き家だらけになるんだから、子ども3人以上いる世帯はやっすい中古マンションや中古の戸建てを買う費用を支援してくれたら、とりあえず住居の心配はなくなる。そうすると、3人目に踏み切れる気がしている。
偉い人たち、どうかよろしくお願いします。
明日もいい1日になりますように。
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