ふるえる 【詩】【ポエム】 ⑰
人は何故 何かを表現しようとするのか。
それは「自分の存在を確認する為」と皆が言う。
自分自身が 小さく思える時
己の無力さを感ずる時
自分の力では どうすることもできない
抗えない力に押しつぶされそうな時
人は 武者震いをするのだ
「私は ここにいる」 と ――。
今 ここにある『想い』が 消えて失くなる訳はない……!
ふるえは 空気を伝わり音となって姿を現す
絵になって幾百年後に その命を伝える。
あたかも 目の前に存在するかのように。
脈々と繋がれてきた、命の鎖を。
そして人は その事に気づき、怖じ気づくのだ。
たとえ
己の肉体が朽ち果てても
何事もなかったかのように
木の葉は風に揺れ
夜は明け
もうそれで目覚めることもない
小鳥のさえずりが
空に響く事に。
<後記>
※写真は、私の直筆です。
1:25 と、薄く書いてあるのは、この詩を朗読した場合に かかる時間です ♪
詩(ポエム)で、唯一無二の世界を作ります✨